TOPPANホールディングス グローバルな世界有数のパッケージメーカー米SONOCO PRODUCTS COMPANYと軟包装事業及び熱成形容器事業を取得する契約を締結
TOPPANホールディングス株式会社は、米国を中心にコンシューマーパッケージング事業や産業用紙パッケージング事業を展開する米SONOCO PRODUCTS COMPANYとの間で、SONOCO社の有する軟包装事業及び熱成形容器事業(TFP事業)を取得することで合意し、同事業取得に関する契約を締結した。
TOPPANグループは同事業取得を通じてSONOCO社の顧客基盤、製造拠点を活かしたサステナブルパッケージの展開により、海外パッケージ事業における北米・南米への本格参入を実現していく。
なお、同事業取得の実施については、独占禁止法その他法令上必要なクリアランス・ 許認可等の取得が完了することを前提としている。また、適用される法令等の範囲内で、かつ法令等に基づき必要とされる手続きがある場合には当該手続きが完了した上で実施する。
■サステナブルパッケージのグローバル戦略
TOPPANグループは海外生活系事業において、近年の世界的な地球環境保全に対する意識の高まりを受け、グローバルブランドの顧客から、特にパッケージ分野で成長を続ける軟包装を中心に環境対応を求められていると考えている。そのような中、環境対応包材であるサステナブルパッケージのグローバル戦略として、フィルム製造からバリア加工、パッケージ製造におけるグローバル供給体制を構築。サプライチェーン全体のリソースを保有することで、サステナブルパッケージの技術力やコストパフォーマンスの向上を目指し、グローバルでの各地域における地産地消体制の強化を進めている。具体的には、フィルム製造・バリア加工拠点として2022年に印Toppan Speciality Films Private Limitedを子会社化したほか、2025年の稼働に向け捷Toppan Packaging Czech s.r.o.を設立している。また、パッケージ製造においては、2021年に米英InterFlex Group、2023年に英Skymark Packaging International Limitedを買収し、拠点を拡充した。
■米州での事業拡大
今後の更なる成長に向け、大きな市場規模を有する米州での事業拡大についても、事業機会創出に向けた検討を続けてきたが、この度、米国に本社を置き、グローバルで事業を展開する世界有数のパッケージメーカーであるSONOCO社が保有するTFP事業の取得を決定した。
TOPPANグループは今回の事業取得を通じ、SONOCO社のTFP事業が有する北米・南米における顧客基盤、製造拠点を活かしたサステナブルパッケージの展開により、全世界でブランドオーナーのサステナブルニーズに応え事業を拡大していく。