TOPPAN ANA&菊地シート工業と協力し異常発熱した電子機器を安全に対処できる「Fire Resistant Bag」を開発 2025年1月より販売を開始
TOPPAN株式会社はANA、菊地シート工業株式会社と協力し航空機内で異常発熱した電子機器を一時的に安全に退避させ、発火や破裂などのリスクから人や航空機を守る「Fire Resistant Bag」を共同開発した。
同製品は2024年4月よりANAの機材に搭載されており、さらに2025年1月より航空業界やその他業界に向けて販売を開始する。
近年、リチウムイオンバッテリーの経年劣化や品質不良などによる発火・発煙が国際的に報告されている。この状況を踏まえ、「Fire Resistant Bag」はANA客室乗務員の現場の声から企画・開発され誕生。
TOPPANが開発した火災発生時の熱に反応して、消火効果のあるエアロゾルを放出する消火フィルム「FSfilm(R)」と、菊地シートが提供する「耐火袋」を組み合わせ、異常発熱や変形などの兆候が現れた電子機器に迅速かつ安全に対処できる設計となっており、延焼を防ぐことができる。さらに、機材への搭載を考慮し、軽量かつコンパクトな設計となっている。ANA、菊地シート、TOPPANの3社が協力し、客室乗務員が迅速かつ確実に、そして安全に対応できる方法が実現した。
TOPPAN株式会社ウェブサイト⇒https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/11/newsrelease241129_1.html