TOPPANデジタル 製造業向けに新サービス「NAVINECTクラウド 計画管理」提供開始 生産計画・進捗管理を一元化しDXとMES運営を支援

TOPPANデジタル株式会社は、製造DX支援ソリューション「NAVINECT(ナビネクト)」のクラウド型シリーズで、新サービス「計画管理(スケジューラー)」の提供を開始した。

新サービスは、生産計画、作業指示、工程フロー、部品構成表(BOM)などの情報を一元管理し、製造プロセスの最適化と効率化を支援する。

同社が2019年より提供している「NAVINECT」は、製造現場のデジタル変革(DX)を支援するソリューションで、オンプレミスからクラウドまで多様な形態で展開されている。今回の「計画管理」は、製造実行システム(MES)との連携によって、より高度な製造業務のリアルタイム管理を可能とする。

「NAVINECT(R)クラウド 計画管理」の概要

生産スケジュールと実績の可視化で納期遵守とコスト削減を実現

新たに提供を開始した「NAVINECTクラウド 計画管理」は、BOMや工程フローに基づいた作業指示書を発行し、リアルタイムでの生産スケジュールと実績の管理が可能。これにより、スムーズなスケジュール調整や進捗確認が実現され、急な指示変更や計画補正にも迅速に対応できる。
さらに製造に必要な人材・資源の適切な配分を支援し、納期遵守、作業効率向上、製造コスト削減を同時に実現する。また、属人的な運用からの脱却を図り、誰でも再現可能な標準化された製造現場の構築にも寄与する。

部門間連携による全体最適化 製造から調達まで一貫管理

「計画管理」では、作成された作業指示や進捗管理表を製造部門のみならず、調達部門とも連携させることで、原材料の過剰発注や無駄な作業の発生を防ぐ。これにより、部門横断での一体的な生産体制が構築され、全体最適の視点から製造業務を見直すことが可能となる。

シンプルでありながら高いカスタマイズ性を持つインターフェースにより、工程フローやスケジュールの柔軟な設定が可能。作業負荷の可視化や計画と実績の差異を明らかにする。

MESとの連携によるスマートファクトリー化を加速

「NAVINECTクラウド 計画管理」は単体でも機能するが、他の「NAVINECT」シリーズとの連携により、本格的なMES(製造実行システム)としても運用が可能である。たとえば、「工程管理」「稼働管理」「在庫管理」などの機能と統合することで、ボトルネックの可視化や、作業負荷の平準化、人の関与が多い工程への対応など、幅広い生産現場の課題解決に貢献する。

【製品・サービス概要】

  • サービス名:NAVINECTクラウド 計画管理
  • 機能:作業指示作成、生産スケジュール管理、進捗把握、部品構成表(BOM)連携、MES対応
  • 参考価格:初期費用150万円~(別途月額費用)
  • 公式サイトhttps://navinect.jp

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