THINK SMART FACTORY 開催 世界へ発信―日本発スマートファクトリー
SMART FACTORYを体感する「THINK SMART FACTORY2019(TSF2019)」が、11月11日から13日の3日間、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された。
プリプレス、プレス、ポストプレスベンダー14社で構成されるTSF実行委員会と、ホリゾン・インターナショナルが主催。会期中は、国内・外から約3,000人が来場した。特に海外からの来場者は約500人を超え、印刷スマートファクトリーを具現化する国際的なイベントとなった。
会場は、メインステージプレゼンテーション、SMART FACTORY ZONE、印刷物加工ソリューション、機器の稼働状況を表示するTSFジョブステータス、Tシャツプリント、特設フードコーナーで構成。
ジョブプロダクトラインでは、①ニューコンセプト無線綴じライン、②ロール給紙中綴じ製本ライン、③紙折機連動中綴じ製本ライン、④シートカット装置連動無線綴じ製本ライン、⑤ロール給紙高速無線綴じライン、⑥インクジェット連帳ライン無線綴じ製本ライン、⑦ロール給紙折加工ライン、⑧枚葉中綴じ製本ライン、⑨枚葉デジタルインラインカットシステム、⑩ロボットシステム連動枚葉デジタル無線綴じ製本ラインについて、それぞれのスマートファクトリーが実演された。
SMART FACTORY ZONEでは、佐川印刷の佐川正純社長がスペシャルメッセージを連日発信したほか、国内、国外の最新情報を発信する14セッションが行われ、何れの回も定員の150人を超す聴講者で埋まった。
スペシャルメッセージで佐川正純社長(佐川印刷)は、「私たちは変化しなくてはいけません。効率化を考えるだけでなく、働き方改革の目的は何か、スマートファクトリーで提供できる新しいサービスは何か、社員を幸せに出来るスマートファクトリーをいかにして実現するのか、そして女性が必須となってきた職場の機械化とダイバーシティを実現していかなくてはならないなど、課題は山積しています。その解決策は、1社だけのソリューションで手に入れることは難しいのではないでしょうか。THINKというタイトルを入れたのは、皆さんに未来を考えていただきたいという想いがあったからです」とスマートダクトリーへの取り組みを呼びかけた。