swissQprint は、2012 年５月から発売を開始したにUV フラットベッドプリンタ「Nyala」の販売台数が、1,000台を達成したことを発表した。幅3.2m のフラットベッドプリンタは、販売を開始してから11 年が経過。同社にとって、11 年前に発売されて以来、サクセスストーリーとなっている。
なお、swissQprint のプロダクションチームは、1,000台目となる特別な Nyala の完成を祝った。この Nyala は６月に納品される予定。

一番人気のプリンタ
swissQprintの Nyala は、世界中で多くの支持を得ているプリンターの一つで、ヨーロッパ市場では、８年連続で同カテゴリーのベストセラーモデルとなってる。「Nyala にはプレミアムなプリント品質、多機能、効率性が共存している」と、swissQprint はその特徴を説明している。
Nyala は、プリントベッドの寸法とモジュラー形式により、対応するアプリケーションやフォーマットの点で大きな自由度を提供する。また、最大1350dpi の高解像度プリントが可能であり、卓越したプリント品質で他のユーザーとの差別化を図ることができる。
swissQprint のセールス＆マーケティング責任者であるCarmen Eicher 氏は、「私たちのお客様は、システムの高い可用性と低いエネルギー消費も高く評価しています」と語っている。

オプションで多機能を実現
swissQprint ユーザーは、導入時点でのニーズに応じてプリンターを構成し、後から拡張したり変更したりすることができる。swissQprint のプロダクションマネージャーの Christof Lüchinger 氏はこのことについて、「最初から、大多数のお客様がロールto ロールオプションをオーダーされており、いわば１台で２台のプリンターを手に入れたようなものなのです」と述べている。
その他の拡張機能として、デュアルロールオプション、長さ４m までのパネルに対応するボードオプション、ガラスオプション、無人シフトに対応する荷役ロボットRob などが用意されている。さらに Nyala は９つのカラーチャンネルを自由に構成することができ、CMYK に加え、ライトカラー、ホワイト、エフェクトバーニッシュ、オレンジ、ネオン、プライマーを使用することが可能。

高い運用効率とエネルギー効率
効率的なワークフローを実現する便利な機能として、タンデムモードでは、数量の多いプリントジョブをノンストップで出力できる。どのようなフォーマットでも、両面見当合わせの精度が高いため素早くセットアップしてプリントすることが可能。ここでは、swissQprint のメディアセットピンと強力なバキュームが活躍する。

なお、Nyala、そしてswissQprint の全モデルは、必要とされる電力の低さも特長。現行モデルのすべてが ISO 20690:2018 に基づいた、「クラス最高水準」のエネルギー効率の認定を受けている。平均消費電力はわずか2.2kWh で、これは大型電気ケトル１台と同程度の電力量である。
1,000 台の Nyala ほぼすべてが現役であるワイドフォーマットプリンタの耐久性は、スイス製品の持続可能性と収益性に大きく貢献している。

swissQprint Japan 株式会社　https://www.swissqprint.com