印刷革新会は2月19日から21日まで、サンシャインシティコンベンションセンターで開催される印刷メディアビジネスの総合イベントpage2025に出展する。MAツールと連携させた印刷・加工の自働化及び単品損益の可視化をデモンストレーションする。会場では印刷会社が不動産会社をクライアントとしてマーケティング活動の代行をしているという想定のワークフローを展示する。展示ブースはC-3。

「印刷革新会」は、印刷会社3社（クイックス、佐川印刷、正文舎）とメーカー5社（J Spirits、ホリゾン、リコー、コニカミノルタジャパン、SCREENグラフィックソリューションズ）が協力して設立した組織であり、システムや設備の革新ではなく、人の意識改革を重視した取り組みを行うことを目的としている。印刷会社3社は自社の〝自働化〟プロセスに投資し、ベンダー各社と印刷会社３社の実務担当者が連携して各社の案件ベースで自働化システムを構築。ベンダー各社が他の印刷会社に、印刷革新会で実現した自働化の実績を水平展開することで、印刷業界全体の活性化につなげる。

展示するワークフローモデルでは、webサイトから資料請求をしてくれた顧客にはカタログと宛名とお礼を兼ねたA4サイズのチラシをセットにして送付し、MAツールを利用してWebサイトの閲覧状況を数値化。パーソナライズ化されたダイレクトメール発行に利用する一連の工程を披露する。これらのジョブはすべて単品損益を把握することができる。

また、２月20日の11時20分からは、印刷革新会セミナー「印刷革新会が本音で語るMISの役目とは。活用できていない会社は必見。」を開催。正文舎の岸昌洋代表取締役やクイックスの岡本泰代表取締役社長、佐川印刷の佐川正純代表取締役社長がMISの可能性や自動化・連携の好事例を解説する。

[セミナー概要]

▽印刷革新会が本音で語るMISの役目とは。活用できていない会社は必見。
・2月20日(木) 11：20 ～12：40 主催：株式会社JSPIRITS
　株式会社正文舎の岸昌洋代表取締役が、やさしくMISを解説。導入のきっかけから、導入時の問題解決、導入の目的、導入後の変化までをすみずみまで語る。
　株式会社クイックスの岡本泰代表取締役社長、佐川印刷株式会社の佐川正純代表取締役社長はMISの本当の目的や価値について講演。革新会の目的でもあるメーカ間のシームレス連携を実現した例として、ホリゾンのiCE LiNK、リコージャパンのBatch Builder、コニカのFlux、スクリーンのEQUIOS のMISとの連携しての活用例についても紹介する。

[登壇者]
岸 昌洋氏（株式会社正文舎）／岡本 泰氏（株式会社クイックス）
佐川 正純氏（佐川印刷株式会社）／地代所 伸治氏（株式会社JSPIRITS）