J SPIRITS IGAS2022に合わせて『第9回PrintSapiensユーザ懇談会』、ユーザー2社が単品損益管理、CIM構築で講演

J SPIRITSはIGAS2022会期中の11月25日、東京都江東区のTFTビルで『第9回PrintSapiensユーザ懇談会』を開催した。今回は講演会と懇談会の2部構成。講演会では印刷業MIS(経営情報システム)PrintSapiensユーザーのクイックス代表取締役社長の岡本泰氏、真興社代表取締役社長の福田眞太郎氏が自社の取り組みを語った。

クイックス 岡本氏
真興社 福田氏

クイックスではPrintSapiensにより単品損益管理を徹底。経営者から従業員まで実会計を基準とした数値により現状を把握し、目標の設定をはじめ、課題の解決に結びつけている。

同社の岡本社長は「社長の覚悟 単品損益は不可避!」を演題に登壇し、「問題を右肩上がりに改善することが重要。わずかな改善でも積み重ねていくことだ」と述べ、同社が採用するストラック会計の効果や改善の実例を紹介。そのベースに“人間重視の経営”という経営方針が貫かれており、社員のやりがいや喜びを提供する企業としての役割を強調した。

真興社はPrintSapiensとJDFで機器を連携させて高度な自動化ワークフローを構築している。2009年には優れたJDFワークフローに与えられる『CIPPIアワード』を受賞。その後もSCREENのワークフローシステムやコニカミノルタのプリプレス生産管理支援システムで自動化を進めるほか、作業実績に基づく原価管理体制を構築してきた。福田社長は「CIMによるコスト削減」を演題に、自動化ワークフローや原価管理体制に取り組んできた道筋を紹介。自動化による生産性向上やOEE等の可視化を進めてきた経緯を説明し、「きちんと見える化して理解してくれれば社員は動いてくれる」と効果を挙げた。

講演会終了後は東京都港区のルミヴェール東京に移動し、懇談会に移った。冒頭、J SPIRITSの地代所伸治社長は「皆様のおかげでまもなく15周年を迎えることができる。心より感謝申し上げる。今回もマジックショーを用意したので楽しんで頂きたい」と挨拶した。

J SPIRITS 地代所氏DSC_0013

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