DAC Change the factory!~ IGAS2022で出展各社と連携、検査機よる利益創出提案

ダックエンジニアリングは11月24日から28日までの5日間、東京ビッグサイトで開催されるIGAS2022に、コロナ禍で変革が求められる製造現場に向けて「Change the factory! チームで織り成す印刷検査の未来」をスローガンに出展する。会場では印刷業界の省力化に向け、他社メーカーとのコラボレーションで開発した生産効率アップ・利益確保・時間短縮・不良を作らないシステムを提案する。

「ブランクス検査装置」は京都精工製の搬送機に最新モデルの品質検査装置Prenityを搭載したシステム。特徴は〝表裏1コントローラーでの高速・高分解能処理〟。従来は1ピクセルの分解能は0.14㎜×0.14㎜だったが、最新型のPrenityでは分解能が0.08㎜×0.08㎜となる。高分解能での検査で年々厳しくなる品質要求の高さに応えることが可能となった。ブースでは面番がランダムに流れてきても処理速度を落とすことなく、都度、面番にマスターを切り替えて検査を行う複数マスター切り替え機能やLab表示機能、バーコード検査機能を実演展示する。

「ラベルデジタル印刷検査装置」はコニカミノルタ㈱製ラベルデジタル印刷機AccurioLabel 230にLED照明内臓でコンパクトな画像センサーCoco!を搭載したシステム。印刷図柄検査に加え、製造番号、伝票バーコードやキャンペーンQRコードなどの部分可変情報についても品質検査を行う。

「小型枚葉仕分け検査装置e‐CAMOS」は東洋レーベルとのコラボ商品。カット済みラベル、カードなどの枚葉品をスキャナーに通すだけで簡単に1枚あたり1秒の処理速度で検査・仕分けが行なえる。省スペースで手軽に設置が可能で低価格を実現。

加えてブースでは、印刷開始時の刷り出しチェック、抜き取りチェックを行う「刷出し・抜取り用ハイブリッド検査装置MERCY―touch Shiny A3スキャナータイプ/MERCY―touch Coco!フラットベッドタイプ」の二機種の検版装置を展示。PDFやAiなどのデジタルデータをマスターとして比較検査を行い、文字欠けや版キズなどをチェックする。スキャナータイプは食品メーカー、化粧品メーカーの受け入れ検査用として開発した。

CAMOS

「AI Gallery」は検査データの閲覧・管理ソフト『Gallry』にAIによる欠陥分類機能を搭載。欠陥種類の仕分けをAIが自動で行うことで、データ検品作業の負荷を大幅に低減し繰り返される印刷不良の傾向を分析する。

また、「段ボール検査装置」は段ボール製造ラインで各工程の最新の検査システムを紹介(パネル展示)。

同社ブース以外でもホリゾン・インターナショナル、広瀬鉄工・ベルパック、ダイチ精工、太陽機械製作所、メタルクリエーションなどの機械メーカーのブースで検査装置をコラボ出展する。

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