リコージャパン リコージャパンがやってみた!特色トナー効果実証実験結果レポート~RICOH Pro C7200Sシリーズ・スペシャルカラーの効果を明らかに

 リコージャパン株式会社は、ユーザーが特色を使った印刷物の販促効果の高さを訴求できるよう実証実験を実施し、このほど『リコージャパンがやってみた!特色トナー効果実証実験結果レポート』にまとめ、同社の印刷業界向け専門サイト『Print Compass』で公開している。

RICOH Pro C7200S
「print campus」QRコード

実証実験 第1弾
ゴールドトナーを使ったDM vs プロセスカラーのDM

DMを受け取ったお客様はどちらのDMの方に反応するのか?

 実証実験の1つ目は、ゴールドトナーを使ったDMとプロセスカラーのDMの効果についてABテストで検証した。

 DMはリコージャパンのウェビナー集客DM。クリエイティブの違いは僅かで、プロセスカラーの擬似金より、ゴールドトナーの方が光沢感とメタル感が若干強い程度だった。この僅かな差でどのくらい結果の差が出るかも調べた。

 DMのターゲットは、印刷会社のクライアントである一般企業の販促担当者やマーケティングに興味のある人(リコーのマーケティング支援サイトコラム「販促マーケのお悩み相談室」閲覧者)約1,000名。それを半数に分け、プロセスカラーのDMとゴールドトナーのDMをそれぞれに配布した。効果測定項目は、DMのQRコードからサイトへの訪問率とウェビナーへの申込率とした。

左がプロセスカラー、右がゴールドトナーのDM

 結果はゴールドトナーのDMがプロセスカラーのDM に比べ、QRコードからサイトへの訪問率で190%、ウェビナー申込率で133%と、いずれもゴールドトナーの効果が高かった。クリエイティブの差はわずかでも結果にはかなりの差が生まれた。

実証実験 第2弾
シルバートナーを使ったDM vs プロセスカラーのDM
DMを受け取ったお客様はどちらのDMの方に反応するのか?

プロセスカラーのDM
シルバートナーのDM

 実証実験の2つ目は、シルバートナーを使ったDMとプロセスカラーのDMの効果比較。DMの仕様は220×220㎜の封書形態で、封筒にトレーシングペーパーを採用し、①封筒、②挨拶状、③招待状、④コースター×2枚で構成した。デザインに際しては高級感を重視したサイトにアクセスしやすい設計で、かつターゲットである代表取締役社長から社員に伝播しやすいようにした。

 結果、QRコードからのサイトアクセス数は、シルバートナーを使用したDMの方が、プロセスカラーのDMに比べて145%と高かった。

 実験からは同梱したQRコード付きのコースターが効果を上げたこともわかった。またシルバートナーを使ったDMは、QRコードからサイトへのアクセスや同梱物であるコースターの手渡しなど、顧客の行動率が高くなることが明らかになった。

実証実験第3弾
ネオンピンクトナーを使ったチラシvs プロセスカラーのチラシ
イベント会場で、お客様はどちらのチラシを選ぶのか!?

 実証実験の3つ目は、ネオンピンクトナーを使ったチラシとプロセスカラーのみのチラシの効果についてABテストを実施した。

 リコージャパンでは、今年2月に池袋のサンシャインで開催された印刷機材展page2023のブース内で、プロセスカラーとネオンピンクトナーを使ったものづくり補助金申請支援キャンペーンチラシを用意。ブースの補助金コーナーにカタログラックを置き、会期中(2月1日~3日)、来場者が持ち帰る数を比べた。

 こちらもDMと同様に一見しただけではほとんど違いがないクリエイティブとし、あえてネオンピンクを際立たせなかった。これにより純粋な特色トナーの効果を測った。

 1日目はカタログラックに2種類のチラシを置いた。また、2日目にプロセスカラーのみ、3日目にネオンピンクのみのチラシを置いた。

 初日に来場者が持ち帰ったチラシの枚数はネオンピンクを使ったチラシが20枚、プロセスカラーのチラシが13枚。持ち帰り率は特色トナーのチラシがプロセスカラーのコースターが効果を上げたこともわかった。またシルバートナーを使ったDMは、QRコードからサイトへのアクセスや同梱チラシの1.5倍以上だった。

 2日目と3日目を比べたABテストでは、アテンド数やpage全体の来場者数からの比率を見ても、ネオンピンクのチラシを持ち帰る人が多かった。


プロセスカラーのチラシ
ネオンピンクトナーのチラシ

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