トヨテック 多品種小ロット対応の後加工ソリューション、自動給紙カッティングプロッター、UVコーター、IGAS2022で提案

トヨテックは11月24日から28日までの5日間、東京ビッグサイトで開催されるIGAS2022で、カッティングプロッターによる多品種少量生産の効率化、省力化を提案する。自動なのである程度のロット数までこなせることから、多様な形状の印刷製品がまとまったロットで求められても、生産性の低減を避けることができる。いずれのマシンも多品種少量の紙器やシール・ラベル、POP、これらの試作品などに適している。また、同社のコーティングソリューションは、樹脂原反や特殊原反印刷向けのデジタル印刷機向けのプライマー処理、表面光沢加工用のニスコートなど用途に応じて様々な製品をラインアップしている。IGAS2022期間中、同社は自社ブースのほかに、特設エリア「イノベーティブビジネスゾーン」にも出展する。

自動給紙付B2カッティングプロッター「DG-5070/Plus」

B2相当サイズ(530×750mm)のシール、ラベル、コートボール等の紙器を自動給紙、カット、排出処理まで対応。紙厚は2.0mmまで。電動振動刃モデルは6.0mm厚の材料までカット可能。バキュームパッドによる自動給紙により薄手から厚手まで確実に給紙。自動給紙装置へのペーパーセットは最大120mmまで。CCDカメラは最大5箇所のトンボを自動検出し、カッティング位置の補正を行い精度の高いカットが可能。2次元コードもスキャンしてカットデータファイルを自動取得し、連続で異なったカットを行える。

ロールメディア対応カッティングプロッター「DGR-350/Plus」

最大350mm幅、最大径400mmまでのロールメディアに印刷したシール、軟包装カットし、スリットとシートカットが同時に処理できる。自動トンボ読み取り機能で正確なカット精度を実現できる。バーコードを読み取り、カットデータを自動で取得してカットする。バーコード毎に異なったデータを読み取りカットすることも可能。カットパターンは半抜き、全抜き、ミシン目カットの3パターン。シートカッター付きモデル「DGR⁻350Plus」も同社では用意している。

B2横送りプライマー&UVコーターコロナ処理・スポット対応枚葉コーター「TB2-4000」

用紙サイズB2横送りが可能な、アニロックス方式のオフセットコーター。紙・フィルム・特殊紙素材にコロナ、塗布、IRドライヤー乾燥、UV硬化処理をワンパスで行える枚葉コーター。プライマーと水性、UVコーティング処理を兼用する。アニロックスルーラーを使用しているのでニスの定量塗布が可能。使用するニスやプライマーの塗布量は線数の異なるアニロックスローラーを使い分けることで対応する。

コロナやIR処理を行うことで樹脂や特殊原反に対するプライマーや、トナーやインキに対する水性、UVニスの密着性・濡れ性が向上する。樹脂版でのスポットコーティングを行える横針付きモデルも用意している。メインのオペレーションはボタン操作、パラメーター設定等をタッチパネルで行うことができる。

UVニスコーター「DIGI COATER 20R/24R」

印刷後のメディア表面にUVニスを塗布し、UV乱舞を照射し硬化させる。レベリング・密着性向上をさせるためにIRランプも付属している。プリント面、インキやトナー表面の保護や耐摩耗性が向上しキズ、コスレを防止する。

また、光沢感が増し質感の有る付加価値製品を提供することができる。オンオフスイッチとスピードボリュームでわかりやすいシンプルオペレーション。

機種は、用紙サイズに合わせて2機種を用意。A3ノビサイズを横通しできる「DIGI COATER 20R」とB2サイズ縦通し可能な「DIGI COATER 24R」。オプションとして、大量処理の自動給紙、自動排紙ユニットモデルを準備している。また同社では、水性ニス対応モデル「WATERBASED COATER 20WB/24WB」、プライマー処理モデル「PRIMINGCOATER 20PR/24PR」も用意している。

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