【page2023】ハイデルベルグ・ジャパン 「H+」で出来ることを紹介、初公開の「Smart Products」「Pantone Manager」も

ハイデルベルグ・ジャパン株式会社はpage2023会場で、新しいデジタルプラットフォーム「H+(エイチプラス)」を披露し、印刷会社の負荷を軽減し、生産効率を上げるアプリケーションを提案した。

現在、同社では新しいデジタルプラットフォームとして「H+」を提案している。「H+」では、印刷資材や部品等のオンラインショップ「eShop」や、資材管理システムの「VMI(Vender Managed Inventory)」、生産中のパフォーマンスレポートやモニタリング、修理サービスのアプリケーションやeラーニングなど、印刷ビジネスに役立つ様々なアプリケーションが利用できる。
特に今回のpage2023会場では、「Insights」に加え、初公開の「Smart Products」「Pantone Manager」を合わせた3つのアプリを具体的に紹介。「Smart Products」の機能では、同じくpage2023に出展していたJSPITITS社の「プリントサピエンス」とも、テストを開始中であることも紹介された。

「Smart Products」アプリは、これまでやり取りが複雑だったクライアント・営業・製造間をオープンなデジタルプラットフォームで繋げることができるアプリ。仕事を受注後、画面上から仕事の内容を選択し、データを入稿、仕様を決めると「プリネクト」画面へ移り、生産へとスムーズに進めることができる。

「Pantone Manager」アプリを活用することで働き方を変えていくことにも繋げることができる。印刷したい色を選び、最適なインクや用紙を選び、発注するという業務が効率化する。

ハイデルベルグ・ジャパンはpage2023に出展し、デジタルプラットフォーム「H+」の3つのアプリを紹介した
デジタルプラットフォーム「H+」についても解説

「Insights」アプリは、印刷機のデータを見える化し、例えばヤレ紙率なども数値化し、生産分析に役立てることができるほか、リアルタイムでも管理できる。
なお、「H+」が他の生産管理ツール等と異なる点として、2002年から継続的に蓄積されている膨大なビッグデータを活用し、26,000台のIoT接続された機器デ-タ、用紙情報や印刷資材のデータなどが反映されており、リアルタイムにジョブ詳細情報データが送られるなどの特長があるこが紹介された。

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