【page2023】アグフア プリプレス工程からの経営改革、製造工程のオートメーション化 ~ ボトムライン改善を提案
日本アグフア・ゲバルトは2月1日から3日までサンシャインコンベンションセンターで開催されるpage2023に出展する。
2023年は新型コロナウイルスの感染状況に落ち着きが見られるなかで、外出機会の増加に伴う対面型サービスの需要拡大のほか、インバウンド消費需要も期待される。一方で、依然エネルギー、原材料価格の高止まりなど外部環境の動向が懸念される年になると考えられる。印刷業界でも経済のV字回復という楽観的な見方はできず、いかにボトムラインを改善していくかが継続した課題となるものと見られる。
アグフアは、プリプレスを単なる製造の一部でなく、経営改革に大きな影響を与える工程と考え、環境対応プレート及び、新たに発表する製造工程のオートメーション化を推進するソリューションを紹介する。
【主な出展製品】
AGFA Plate Solution
印刷業界で唯一3つの処理方式のCTPプレートを提供できるアグフアでは、以下の製品の導入事例を交えて紹介。印刷会社の高い要求に応える。
AZURA アズーラ
アズーラは、信頼と実績の検版できるガム洗浄方式の現像レスプレート。その独自の技術によってもたらされる水を絞った「速乾印刷」は印刷製造コストの削減から品質向上、また働き方改革の実現など様々なメリットをもたらす。小ロット、枚葉/輪転を問わず多くの印刷会社に最適。
ADAMAS アダマス
アダマスは、アズーラのガム洗浄方式を受け継ぎながら、アグフア独自の新たなテクノロジーにより高耐刷・高生産を実現する全く新しい現像レスプレート。品質安定とUV耐刷を両立したい印刷会社に最適。
ECLIPSE エクリプス
エクリプスは、機上処理タイプでありながら、高い画像コントラストを実現し、目視での検版が可能である現像レスプレート。機上処理方式の課題とされる印刷機の汚染も、塗布膜設計の最適化により最小限に抑える。省スペース化、廃液ゼロを求める印刷会社に最適。
ENERGY ELITE エナジー・エリート
エナジー・エリートは、2層塗布構造技術により優れた耐薬品性能を持ち、バーニング処理を施すことなく高い耐刷性を持っている。湿し水、アルコール(代替品)とUVインキ、メタリックインキとの相性も良好。超ロングラン、高耐刷を必要とする印刷会社に最適。
ファクトリーオートメーションシステム
「省力化、省人化してコストダウンしたい」「生産性アップして売上を上げたい」「人的ミスを減らして品質価値を高めたい」など運用方法や設置スペースに応じてオーダーメイドで構築でき、プレート装填から出力後の搬送までを自動化する。
Expert Loader エキスパート・ローダー
一度に最大2,400版が搭載できるCTPパレットローディングシステム。今までのようにオペレーターによる頻繁な版の装填の必要がなく、無駄な労働力の排除、CTPの長時間無人運転から一人当たりの生産性を高める。頻繁な版の装填の重労働是正や版の梱包の廃棄物減少という観点でも注目されている製品。
Plate Transportation System プレート・トランスポーテーション・システム
CTP出力後のプレートの版曲げから印刷機ごとの振り分けを自動化するシステム。これまで人を介していた作業を自動化することにより版キズや曲げミスなどの人為的ミスをなくす。
Robot Loader ロボット・ローダー
最新鋭のロボット技術を活用した自動化CTP。Avalon N8向けのカスタムソリューションでロボットプレートローダーによるプリプレス工程の自動化と効率化が実現する。
ソフトウェア
APOGEE 13 アポジー13 NEW
プリプレスのDXを推進するJDFベースプリプレスワークフローApogeeの最新バージョン13は、Adobe PDF Print Engine 6をはじめとする最新コアテクノロジーを搭載し、最新のDTP環境に対応する。さらに、Apogee 13では入稿から出力までをよりシームレスに進行できるよう、自動化機能やWebベース機能を強化した。2023年2月1日販売開始。
オンプレミス型またはクラウド型のサブスクリプションで提供される。
Apogee Automate アポジー・オートメート NEW
Apogee Automateは、Apogeeのオプション機能であり、これまでのような高度なJDFインテグレーションを必要とせず、より身近に自動化ワークフローを構築できる新しい拡張機能。Apogeeワークフローの直感的なUIを使用してワークフロー内で自動処理を実現させる。ファイル名やプリフライト、正規表現、自動変数、メタデータ、スクリプトなど、Apogee Automateは入稿したPDFの状態を自動検知し、印刷会社のルールに基づいたフロー分岐を実現される。さらに、ホットチケット自動面付け機能と連携し、製品や印刷機の仕様にあわせた自動面付けフローも構築可能。これまで人やデータに依存していた作業やミスを削減し、下版までの時間を短縮させる。
APOGEE CLOUD アポジー・クラウド
所有から利用に仕組みを変えた、業界初のクラウドワークフロー「アポジー・クラウド」。プリプレスワークフローのクラウド化によって従来必要であった専用サーバーが不要になり、初期投資を抑えられる。サブスクリプションによる常に最新バージョンのワークフローとサーバーOSを利用することで、高いセキュリティレベルを維持することが可能。同様にセキュリティレベルの高いクラウドセンターに複数拠点のシステムを一元管理することで、管理の手間を削減するとともに、BCP対策や柔軟性が上がることによる働き方改革の実績が出てきている。ブースでは信頼と実績のあるアグフアクラウドワークフローのユーザー事例や導入効果などを紹介。
APOGEE Drive アポジー・ドライブ
アポジー・プリプレスと連携可能なクラウド型ファイルストレージサービスを紹介。サブスクリプションにより、常に最新バージョンを提供する。最新バージョンでは、アサンティやアムフォティスと連携が可能。
APOGEE Drive AutoPilot アポジー・ドライブ オートパイロット
「プリプレスのファクトリーオートメーション」を実現するクラウド製品。アポジーの機能拡張ツールで、円滑なプロダクションフローを実現する高いカスタマイズ機能を提供する。例えば、入稿された様々なファイル情報を読み取り、それぞれの条件や情報から各社のフローに合わせたプロセスを実行する。クラウドワークフロー「アポジー・クラウド」やワイドフォーマットワークフロー「アサンティ」とAPIによる連動から、オペレーションフリーを目指した新たなプリプレス工程の自動化を提供する。
Sublima スブリマ
導入成功率100%で印刷会社の営業改革を実現する高精細スクリーニング。アグフアが主催している高精細印刷コンテスト「Sublima+コンテスト 2022-2023」の受賞作品をギャラリーで展示。
SPIR@L スパイラル
インキ削減を目的とした新たなスクリーニング。従来のインキ削減は、FMスクリーニングやインキセーブソフト、それらに付随するICCプロファイルなどによる色変換が主流だったが、アグフア独自の技術による専用「SPIR@L」をサブスクリプションで提供する。特殊なスパイラルで形成されたスクリーニングを使用することで、物理的にドットゲインやインキ膜厚などをコントロールし、インキ削減を実現する。また、アポジーインキセーブ機能と組み合わせることで、さらなるインキ削減効果が得られる。
Amfortis アムフォティス
新たにパッケージ印刷向けワークフロー「Amfortis」を開発。JDFをベースとしたワークフローでPDFやAIファイルをサポートし、アポジー・プリプレスで培ったプリプレスの自動化やデータチェック機能を搭載。サブスクリプションで提供するアムフォティスの主な特長は、パッケージ印刷に必要な製版工程の自動化を支援する。ステーション番号やカラーバーなどのマークを一括管理し、条件による自動配置が可能。面付け工程では、CADデータを参照した絵柄データの自動配置、ネスティングなどの自動・手動の面付け機能などパッケージ印刷に必要な機能を多数搭載した。さらにパッケージ印刷でのWeb校正・承認システムを機能拡張で提供する。
また、従来のオフセット印刷に限らず、アグフアのワイドフォーマットインクジェットプリンターとの接続にも対応しており、デジタル印刷の展開を支援する。
ワイドフォーマットUVインクジェット
ANAPURNA アナプルナ/ JETI ジェット・アイ
1台でノベルティや大型サインに対応できる多機能UVインクジェットソリューション「ANAPURNA」シリーズや厚盛、ニス、プライマー機能を搭載した高機能・高生産インクジェット「JETI」シリーズによる印刷サンプルを多数紹介する。また、さらに生産性が向上したJETI TAURO UHS、ソフトサイネージ用インクジェット「AVINCI(アヴィンチ)」をパネル展示する。
ASANTI 5.3 アサンティ 5.3 NEW
ワイドフォーマットインクジェットプリンタ向けの本格的ワークフローRIPの最新版を紹介。バージョン5.3では、プリフライト、自動マーク配置、自動ネスティング、タイリング、カット機連携など多彩な機能に加えて、自動面付け機能を強化した。新機能により印刷前のマニュアル作業を軽減し、インクジェットプリンタの生産性を向上する。
ANAPURNA1502 UVインク アナプルナ1502 UVインク NEW
プライマー不要でアクリルにしっかり密着する新インクをリリース。クロスカットやカット時のチッピングに対する耐久性が大幅に向上した。対応するプリンターはANAPURNAHybridシリーズ。