SHOWA会 ホリゾンびわこ工場とアカデミーを見学
ショーワのユーザーで構成されるSHOWA会(今井茂雄会長)は5月27日、滋賀県高島市のホリゾンびわこ工場と、工場内のホリゾンアカデミーの見学会を開き、ホリゾン後加工機の製造工程を研修した。
昭和50年に稼動を開始したホリゾンびわこ工場は、現在、敷地14万㎡、建物面積4万7,700㎡で、A棟からO棟までの15棟で構成される。企画開発から加工までの一貫体制で無線綴じ機、中綴じ機、折り機、断裁機などの主力製品を生産。ISO14001、ISO9001の国際規格、各国の安全規格の認証を取得しており、国内向けをはじめ、世界100ヵ国以上に輸出している。
見学会ではショーワの伊澤秀春社長が「素晴らしい工場を見学させて頂ことができる」と工場見学受け入れに感謝。SHOWA会の今井茂雄会長からホリゾンインターナショナルの堀英二郎会長に記念品が贈呈された。
堀会長は太陽精機、ホリゾン設立、びわこ工場開所の経緯を説明。「インターネットやIoTと言われ先の読めない時代に、お客様と学び、新しいビジネスモデルを作ろうと昨年9月にホリゾンアカデミーを設けた。ぜひ紙を持ってきて様々な加工を試して頂きたい。当社としても皆様の事業のお手伝いをさせて頂ければと思う」と歓迎の言葉を述べた。
工場見学会では板金から切削、プリント基板製造、ギヤ加工、プラスチック成型、表面処理、組み立て、塗装まで一連の工程を見学した。びわこ工場は24時間稼動のうち、8時間を人手、16時間を自動化機械による生産を目指すことで需給の変動に対応。導入している機械の製造方法に加え、人員削減をせずにバブル崩壊やリーマンショックを乗り越えたびわこ工場の理念などを学んだ。
ホリゾンアカデミーでは、インクジェット機で印刷されたロール紙から無線綴じするスマートバインディングシステムを実演。12ページ面付で2つ折り、Z折りを経て、バーコードで製本仕様を読み取りながら、サイズの異なるコミックの製本を披露した。また、同一紙面に異なるジョブが面付された刷了紙をカットし、ジョブ別にスタックするスマートスタッカーも実演した。