SCREEN GP 刷版へのジョブ情報印字システム『CTP Trans-marker S』を発売

刷版へのジョブ情報印字システム『CTP Trans-marker S』
刷版へのジョブ情報印字システム『CTP Trans-marker S』

SCREEN GP ジャパンは、CTPで出力された刷版にEQUIOSからのジョブ情報をダイレクトに印字するシステム『CTP Trans-marker S』の販売を開始した。初年度で50 台の販売を目指す。

近年、CTP出力後の刷版のハンドリングを自動化・省力化し、オペレーターの負担軽減やミス・ロスを削減する運用に、大きな期待が寄せられている。とくに、急速に普及している無処理CTPプレートは、露光した版面を判別しづらいため、取り間違いが起こらないようにオペレーターがジョブ情報を刷版の裏面に記載するなど、工数が掛かっている。

同社は、このようなCTP工程の状況を踏まえ、顧客へのヒアリングの結果と国内CTPナンバーワンベンダーとしてのノウハウを活用し、ジョブ情報印字システム『CTP Trans-marker S』を企画。EQUIOS で保持しているジョブ情報を刷版に自動印字することで、刷版の内容を見える化し、手書き作業を削減する。印字する情報は、ジョブ名、折りの表/裏、色版名、印刷機登録名などから、運用に合わせて選択可能。また、刷版裏面への印字により、さまざまなメーカーの刷版に対応できるため、刷版の切り替えなどのスムーズな運用を実現する。

『CTP Trans-marker S』は、プレート搬送自動化システム『CTP Transporter』の印字装置の一部を製品化したシステム。『CTP Transporter』は、『CTP Trans-marker S』に加えて版曲げ装置、刷版仕分け装置、および、これらをつなぐ搬送装置で構成。CTP出力後は人の手を加えることなく、全ての刷版に自動で正確なジョブ情報を印字し、精度の高い版曲げ加工を行い、用途ごとに刷版を仕分ける。さらに、CTP に刷版を自動供給するオートローダーと組み合わせることで、CTP工程の自動化・省力化を徹底できる。

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