SCREEN GP 「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」が最新の中国国家標準規格「GB 18030-2022」適合検査に合格、7月25日より特注フォントとして受注開始
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GP)は、同社が開発・販売する「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」の2書体(W3/W6)が、中国の国家標準規格「GB 18030-2022」の適合検査に合格したと発表した。SCREEN GPは7月25日、特注フォントとして「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」の受注を開始する。
「GB 18030-2022」とは、中国の国家標準として制定された文字コード規格。中国国家標準化管理委員会によって2022年7月28日に公布され、2023年8月1日から適用される。
強制力を持つ国家標準であるため、中国に輸出・販売する製品には、同規格に準拠したフォントを使用する必要がある。「GB 18030-2022」には3段階の実装レベルがあり、製品やサービスに応じて、組み込むフォントが定められている。
【「GB 18030-2022」実装レベル】
▽レベル1:漢字27,584文字/漢字情報の入力・情報交換を行う全ての機器
▽レベル2:漢字27,780文字/システムソフトウエア・サポートソフトウエア
▽レベル3:漢字87,887文字/政府および公共サービス
「ヒラギノ角ゴ 簡体中文 W3/W6」はレベル2を実装しており、中国政府の工業・情報化部(MIIT)直属の研究機関である中国电子技术标准化研究院(CESI)が実施する適合検査に合格した。
「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」は、和文書体「ヒラギノ角ゴ」のデザインを踏襲したゴシック体の簡体中文。「ヒラギノ角ゴシック体」の特長である、現代的かつ明るく癖のないスタンダードなデザインを継承し、高品質で読みやすいユーザーインターフェースを実現する。
同製品は7月25日、特注フォント(ハードウェア、ソフトウェア組み込み用途)としての受注を開始した。ダウンロード製品、ヒラギノボリュームライセンス/サーバーアプリケーション用OpenTypeフォントの販売は、詳細が決定次第発表される予定