SCREEN GA UVインクジェットラベル印刷システム「Truepress LABEL 350UVシリーズ」が日本印刷学会技術賞を受賞
SCREENグラフィックソリューションズが開発した、UVインクジェットラベル印刷システム「Truepress LABEL 350UVシリーズ」がこのほど、一般社団法人日本印刷学会の「技術賞」を受賞した。
日本印刷学会の「技術賞」は、印刷産業の発展や、印刷技術の他産業への応用について、顕著な貢献を果たした技術に対し、毎年2月に表彰するもので、新規性や進歩性、市場性、展開性などの面から審査される。
「Truepress LABEL 350UVシリーズ」は、小〜中ロット印刷で高生産性を実現し、短納期に対応するUVインクジェットラベル印刷システム。品質面でも、オレンジ・ブルーインクによる広い色域の表現、リピート印刷時の優れた色再現性・安定性に加え、印刷や色合わせ時のイージーオペレーションなどを実現している。また、「高隠蔽ホワイトモード」、「高耐光イエローインク」、国際的に厳しくなるインク成分規制をクリアした「Truepress ink LV02シリーズ」などを開発し、様々なアプリケーションにも対応する。2014年のリリース以降、2022年には累計200台の出荷実績を達成した。
「技術賞」の審査では、「Truepress LABEL 350UVシリーズ」の持つ、ラベル印刷の高い生産性・品質・安定性に加え、食品向けの低臭低浸透のLMインク、オレンジとブルーのインク、極小ロット向けのバリアブルシステムなど、多様な機能やモデルの継続的な開発により、印刷技術の発展に寄与したことが高く評価された。今回の受賞で同社は、6年ぶり5度目の受賞となる。
同社 代表取締役 社長執行役員 田中志佳氏は、「このたび日本印刷学会から栄えある技術賞を受賞したことは、当社にとって誠に光栄の極みです。ラベルやパッケージの印刷は、生活必需品に関わるため成長を続けていますが、その多くにはアナログ印刷方式が使われています。しかし、社会の多様化への対応、生産時に発生する廃棄物の削減など、持続可能な社会の実現に向けて取り組むべき課題は多く、環境優位性と経済性を兼ね備えたデジタル印刷の推進により、社会の変革に貢献したいと考えています。受賞対象となったTruepress LABEL 350UVシリーズは、小~中ロット・短納期ジョブでの高い生産性、リピートジョブにおける高い色再現性、スキルレスな操作性など、お客さまからも高い評価を頂いており、今回の受賞は、それらを技術的に裏付けるものであり、大変うれしく思っています。私たちは、今後もソリューションクリエーターとして新たな印刷技術を開発し、ラベルビジネス・印刷現場の改善を続け、印刷業界のさらなる発展とお客さまのビジネス拡大に貢献していきます」とのコメントを寄せている。