SCREEN GA 「Truepress LABEL 350UV SAI S」の密着性や印刷品質を向上する「デジタルプライマーオプション」、10月より世界に向け発売

株式会社SCREENグラフィックソリューションズはこのほど、ラベル・シール印刷用UVインクジェットラベルプリンティングシステム「Truepress LABEL 350UV SAI S」向けに、密着性や粒状性など印刷品質を向上させる「デジタルプライマーオプション」を開発した。同製品は2024年10月からの全世界に向けた販売を予定している。

同製品は、「Truepress LABEL 350UV SAI S」の装置内にあるエクストラヘッドスペースを活用することで、新たなスペースの確保やメインUVランプの追加なしでインラインインクジェットプライマーの設置を実現。入校データを基にプライマー版を自動生成するなど、追加作業を発生させることなく利用できるため、デジタル印刷の利点の一つである“スキルレス”を、最大限に維持できる。

Truepress LABEL 350UV SAI S

また、プライマーで使用するインクは透明色に近いため、ニスのように利用することで加飾性を高め、付加価値を追加する手法として活用することもできる。インラインプライマーインクを使用することで、より一層、デジタル印刷における基材対応やアプリケーションの幅を拡大。デジタル印刷の工程を増やし、付加価値を高めることで、さらなるコストメリットを生み出すとともに、廃棄物や消費電力の削減など、環境対応にも寄与する。

同社は、これまで培ってきた高速かつ高品質なインクジェット印刷技術と高性能インクの開発、生産ライン自動化の推進、ユーザーの課題解決を実現するソリューションなどを組み合わせることにより、新たな印刷マーケットを切り開いていくとともに、印刷業界のさらなる発展に貢献していく。

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