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RMGT IGAS2022でスマートアシストプリンティングによる印刷機の自動運転披露、3ジョブをノンストップ印刷~刷版供給システムも参考出品

リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は11月24日から28日まで、東京ビッグサイトで開催されたIGAS2022で、「Assist Your Potential(技術力と創造力で、あなたの可能性を支援する)」をテーマに、工程間連携や自動化・省力化、環境対応などを提案した。

ブースでは菊全判ジャストサイズの8両面オフセット印刷機『RMGT 970PF-8 + LED-UV』を出展。画面のワンタッチ操作で複数ジョブを自動で連続印刷が行える自動運転機能「スマートアシストプリンティング」で3ジョブ連続のノンストップ自動運転を披露した。資材にはT&K TOKAのバイオマスインキ、富士フイルムの完全無処理サーマルCTPプレート『SUPERIA ZX』を利用。印刷後はAGV(自動搬送ロボット)『Nipper』で次工程への搬送までを実演した。

RMGTブース
7胴目と8胴目にプレートを自動供給する『刷版供給システム』を搭載

実演では印刷後に『RMGT 970PF-8 + LED-UV』から印刷実績データが、富士フイルムビジネスイノベーションの工程管理システム『Revoria One Production Cockpit』を通して、JSPIRITSのMIS(経営情報システム)『PrintSapiens』に、また、稼働状況や機械状態の可視化と分析を支援するRMGTの『プレスインフォメーションクラウド』に送信されるワークフローも紹介した。

スマートアシストプリンティングは色調調整や見当調整を自動で制御し、テスト刷りから本刷りまでの自動運転を実現する。印刷中の色調や見当の調整も自動化されるほか、印刷前準備のインキプリセット、ブラン洗浄なども自動化されている。

スマートファクトリーの実演ではCTPセッターから出力されたプレートが刷版自動仕分け装置により仕分けされ、自動搬送ロボットで印刷機に搬送。『刷版供給システム』により7色目、8色目のユニットに自動装填される工程も披露した。

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