RMGT 2022年度東日本リョービMHIパートナーズクラブに230人集う
基調報告でRMGTが目指すスマートファクトリー
リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)の東日本地区のユーザー会「2022年東日本リョービMHIパートナーズクラブ」が4月20日、東京都文京区のホテル椿山荘で2年ぶりに開催され、230人が出席した。
広川勝士社長は「ともに世界に彩りを、RMGTが目指すスマートファクトリー」を演題に基調報告を行いIGAS2022に向けた取り組みを発表した。
冒頭に東日本リョービMHIパートナーズクラブ代表幹事の吉岡新氏(共立速記印刷代表取締役会長)は「パートナーズクラブは2004年に発足し、コロナ禍で開催出来なくて今回が7回目となる。困難な状況にあって様々な対策をとって開催して頂いたRMGTに感謝したい。菊全判の新製品RMGT970が世界各国から多くの受注が続いているという。私たちユーザーも誇らしい。コロナ禍、さらにロシアのウクライナ侵攻で不安定な世界情勢となっている。皆さんと交流できることを楽しみたい」と開会挨拶を述べた。
引き続きRMGT広川勝士社長が基調報告を行った。広川社長は「印刷業を取りまく環境変化」、「ともに、世界に彩りを」をテーマにRMGTが目指すスマートファクトリー、新製品のRMGT 970、自動運転、新製品RMGT 10シリーズ、IGAS2022に向けた取り組みを説明した。
環境変化ではコロナ禍でライフスタイルの変化、印刷機械導入の傾向、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み、withコロナ禍の各種補助金の活用を報告した。
RMGTが目指すスマートファクトリーでは①ロボットを活用した工場、自動搬送ロボットAGVの活用、自動運転印刷機能、スマートアシストプリンティング、新製品RMGT 970モデルの自動化システム、RMGT 10シリーズの内覧会を説明。RMGT 10シリーズに関しては、稼働率を向上させる新開発アイテム、厚紙給紙の印刷速度を最大25%向上させる自動化システムとユーザー事例を紹介した。
IGAS2022に向けた取り組みでは印刷会社、ITベンダー、ロボットインテグレーター、ポストプレス、サプライヤー、プリプレスベンダーとの連携による共創により「Consortium Sustainable Printing Industry」「ともに創る印刷の未来」をテーマに出展する。
特別講演会では講師の一般社団法人日本刑事技術協会代表理事森秀匡氏が「ビジネスで役立つウソや人間心理の見抜き方」と題して講演。懇親会ではRMGTの浦上彰顧問が「厳しい状況が続く中でスマートファクトリーを進め、ユーザーの皆様に自動化システムを提供し、リョービMHIパートナーズクラブを通してパートナーシップを強めていきたい」と開会の挨拶を述べ、錦明印刷の塚田司郎社長が乾杯を発声。最後に高橋秀則取締役営業本部長が閉会挨拶を述べた。