リョービMHIグラフィックテクノロジーは、菊半截寸延びオフセット印刷機RMGT 6とB2判オフセット印刷機RMGT 7に、菊全判印刷機で定評のあるメンテナンスモードを搭載した機種を開発した。印刷機の安定稼動に必要となるメンテナンス時間を削減し、安定性の向上と生産性の向上を実現する。

同社はこれまでの菊半截寸延びの商品ラインアップとB2判の商品ラインアップとして、1999年4月にRYOBI 680シリーズを、2002年5月にB2判のRYOBI 750シリーズを発売。IGAS 2015を機に、外観デザイン変更に合わせて商品名を一新して、菊半截寸延び機をRMGT 6に、B2判機をRMGT 7に変更している。

同社では2014年1月合弁会社設立にともない、リョービと三菱重工印刷紙工機械が培ってきた強みを融合させて、シナジーを最大化させる取り組みを進めている。その一環でリョービが開発した菊半截寸延びオフセット印刷機 RMGT 6とB2判オフセット印刷機 RMGT 7に三菱が菊全判機で開発したメンテナンスモードを搭載した。メンテナンスモードではニップ幅を簡単に印刷で確認できるローラーニップ確認機能を搭載し、対版ニップの確認作業を容易にした。またニップ確認位置やグリスアップ位置の頭出しをワンタッチで行え、メンテナンス作業の省力化と機械停止時間の削減を実現した。オペレーションスタンドの外観デザインの変更とともに、操作画面（GUI)のデザインも刷新し、さらに使いやすいオペレーション環境となっている。