RMGT 『RMGT 970モデル』オンライン体験会でコスパ・性能を披露
リョービMHIグラフィックテクノロジーは2月24日から26日までの3日間、東京都北区の東京ショールームと、広島県府中市の広島本社ショールームをつないで、新製品の菊全判オフセット印刷機『RMGT 970モデル』のオンライン体験会を開催した。
冒頭、挨拶に立った同社の高橋営業本部長は、「2020年6月に発表したRMGT 970モデルは、コロナ禍によりドイツdrupaへの出展も出来ず、オンライン方式での内覧会に留まっていた。この度ようやく東京ショールームへの設置が完了し、“新たな菊全印刷機”を展示実演する準備が整った。お客様・代理店様には是非活用いただき、その生産性の高さをご体感頂きたい」と述べた。
新商品のオンライン体験会は2時間の予約制で実施され、「970紹介ビデオ」、「RMGT営業マンによる商品プレゼンテーション」、「3ジョブ連続自動印刷」の3部構成で開催し、開発部門を交えての意見交換会など活発に行われた。
『RMGT970』は、最大紙寸法650×965㎜で菊全用紙をフルカバーしたモデル。菊全紙による両面印刷、K判(650×950㎜)用紙によるパッケージ印刷にも対応する。カラーバーやPQS-D見当調整用マークがゆとりをもって配置できる最大640×930㎜の印刷範囲を実現(両面印刷時は630×930㎜)。A4判の8面付け印刷をはじめ、非定型仕上がりサイズの面付印刷まで幅広い用途に適応する。これまでの菊全サイズ機と比較した場合、刷版コストを約20%、消費電力を約34%削減。コンパクト設計により設置スペースも約30%削減した。
東京ショールームでは『RMGT 970ST-5+CC+LED-UV+PQS-D(I+C+R)』(菊全判5色インラインニスコーター、LED-UV、印刷品質管理システム搭載)を実演。印刷品質管理システムと連携したスマートアシストプリンティングにより、2つのジョブおよび3つのジョブの連続ノンストップ自動印刷を披露した。また、高光沢LED-UVニス、疑似エンボス用蛍光インキを使用した高付加価値印刷も紹介した。
本社ショールームでは『RMGT 970PF-8+LED-UV+PQS-D(I+C+R)』(菊全判表4色裏4色、LED-UV、印刷品質管理システム搭載)を実演。印刷品質管理システムと連携したスマートアシストプリンティングによる3つのジョブ連続をノンストップで自動印刷した。
同社では体験会に先立ち、2月15日から19日までの5日間、首都圏の販売代理店14社153名の営業担当者向けに『970モデル』のオンライン説明会を開催。新商品の特徴・生産性の高さを説明するとともに、ライブで印刷実演も実施した。