RMGT タンデムパーフェクター・パッケージ仕様機の内覧会開く
リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は1月14日、広島県府中市の本社で、「タンデムパーフェクター・パッケージ仕様機内覧会」を開催した。
RMGT10タンデムパーフェクターは2003年に用紙を咥え替えしない両面専用機として世界で初めて発売され、その後、改良を重ねて世界中で230台以上出荷されているロングセラーの印刷機。内覧会で展示したRMGT1050TP 9色機は、海外ユーザーへの導入機械で、裏面1色印刷ののち、表面を8色とコーターで両面ワンパス印刷が可能で、色々な組み合わせの印刷パターンが織り込める。
タンデムパーフェクターは、3倍胴吸着シリンダが裏面印刷直後の用紙をエア吸着しながら表面印刷ユニットへ搬送することで、バタつきやコスレによる汚れを防止する。中間胴上にシートクリーナを装備し、表面・裏面とも印刷前に紙粉低減することでヒッキー対策を行う。スケルトン中間胴がエアとガイドによりばたつきを防止し、安定した紙流れを実現。継ぎ目のない一本式真空車による傷入り対策になる。昨年12月に発表したバージョンアップにより、同時並行処理による印刷準備時間の短縮、GUI改良による操作性向上を実現する。
内覧会では、裏面1色、表面8色、チャンバーコーター、複数のUV乾燥装置を有する機械の特長を発揮して、次の2ジョブを印刷実演した。