PODi、EFI MISを中心とした自動化プロセスを提案~Connect Japan2017盛況
一般社団法人PODiとイー・エフ・アイは10月24日、東京都千代田区のTKPガーデンシティ竹橋で、海外で導入が進む近代的MISを中心としたスマート印刷ファクトリーを紹介するセミナー『Connect Japan2017』を開催した。セミナーでは米国・EFI社アジアパシフィック及び日本代表のAndy Yarrow氏、アジアパシフィック営業開発部長のDaniel Alio氏、アジアパシフィック技術部長のBrad Hall氏が登壇。MIS(経営情報システム)を基軸とした小ロット対応のデジタル印刷ワークフローの最適化を提言した。
PODi代表理事の亀井雅彦氏はデジタル印刷機と加工機が連結したインラインの長大なシステムが多品種・小ロットに適さないことを指摘。MISで複数のデバイスをジョブ単位で統合するワークフローを構築することで、プロセスの最適化が図れると強調した。また、MISにデバイスから収集した稼動情報をフィードバックし、分析、活用するサイクルを回すことでさらなる工程の改善になることを示した。
Yarrow氏は多品種・小ロット生産に適したEFI社のインクジェットプリンターやファイアリーコントローラーなど製品ラインアップを紹介。Alio氏は受注から出荷まで後戻りのないプロセス構築の重要性を強調し、多品種・小ロット生産で利益を生み出す鍵としてタッチポイントが少ない自動化された仕組みの構築を挙げた。
セミナー終了後はYarrow氏、Alio氏、Hall氏のほか、印刷会社のウエマツ執行役員製造本部製造統括部長の金子純氏、日本フォーム印刷工業連合会専務理事の山口実氏によるパネルディスカッションで意見を交わした。