日本印刷技術協会が主催するpage2019が開幕した。「デジタル×紙×マーケティング」をテーマに掲げた今回のpage展は出展各社が、自動化や省力化を実現するシステム連携から、デジタル印刷と後加工まで組み合わせた付加価値加工、プリプレス工程を効率化するソリューションまで、印刷ビジネスの拡大と現場の課題を解決する様々な機器が展示されている。

また、連日開催のカンファレンス、セミナーでは、これからの印刷産業のビジョンを描くための示唆に富んだテーマや、直近のビジネスに役立つ情報まで多種多様な企画が用意されている。

初日の開会式で挨拶に立った、JAGATの塚田司郎会長は「現在、企業はユーザーをセグメントしてコミュニケーションを取ろうとしている。それを可能にするためにバリアブルやパーソナライズが必要になる。どんなシステムを組み、タッチポイントを減らして効率化するかが求められている。出展各社からハードとソフトの両面からそうした製品を提案してくれることと期待している。付加価値を高める企業の役に立つ展示会になるよう祈念する」とテープカットを行い、賑々しく開会した。