OSPホールディングス 動物・植物・人間の最適なバランスを目指した活動に賛同「伊吹山植生復元プロジェクト」の連携協力に関する協定書を締結
OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社は2024年1月30日(火)、「伊吹山植生復元プロジェクト」の連携協力に関する協定書を滋賀県米原市と締結した。
「伊吹山植生復元プロジェクト」は、植生保全活動等の活動を通して自然豊かな伊吹山を復元するもの。滋賀県米原市と岐阜県にまたがる伊吹山は、標高1,377mを誇る滋賀県の最高峰で、日本百名山にも選ばれている。山頂は国指定天然記念物のお花畑が広がり、固有種を含む希少植物も生育しており、多様な植物の宝庫として県内でも人気の観光スポット。しかし近年は、地球温暖化や積雪減少の影響でニホンジカが生息しやすい環境になり、狩猟者の減少によってもニホンジカが増加した結果、貴重な植物の食害と踏圧で荒廃が進んで斜面が裸地化し、土砂流出や斜面崩壊など危機的な状況が続いている。
そのため「伊吹山植生復元プロジェクト」では、自然豊かな伊吹山の復元に向けて、ニホンジカの捕獲強化や南側斜面崩壊防止・植生回復対策、山頂域の植生保全に取り組んでいる。
同協定は、大阪シーリング印刷株式会社と米原市がそれぞれの資源の活用を図りながら地域の資源を後世に守り、地球温暖化対策や自然保護の持続的な推進を図ることを目的としている。米原市は、大阪シーリング印刷の滋賀工場や、タック紙の製造・販売をしているOSPレーベルストック株式会社の本社があり、グループにとって縁の深い都市。同市が実施している取り組みのパートナーとなるべく、今回の連携協力に至った。
今回の連携協力によって、大阪シーリング印刷が長年培った印刷やシール加工技術を活かした「伊吹山植生復元プロジェクト」の啓蒙活動や推進に活用いただけるよう、プロジェクトのロゴステッカー8種類のデザインを合計14,000枚を寄贈した。デザインは人間の手のひらに伊吹山、生息するシカ、草花が描かれたもので、人と動物と植物の最適なバランスをイメージしたもの。