OSP 「JP2024・印刷DX展」に出展、サステナブルな社会に向けた取り組みと製品・サービスを紹介
大阪シーリング印刷株式会社は、5月16日(木)、17日(金)の2日間、インテックス大阪5号館で開催されるJP産業展協会主催の「JP2024・印刷DX展」に出展する。
同社出展ブースでは、「シール・パッケージを通して目指す、サステナブルな社会に向けた取り組みと製品・サービス」をテーマに、環境配慮型製品の開発、環境負荷低減を目指した製造方法の導入や製造設備、また、各種の認証取得や剥離紙リサイクルなど多岐にわたる環境問題への取り組みを紹介する。
■取り組み① 環境負荷軽減の取り組み
〇バイオマスボイラー
廃棄物や固形燃料などの燃焼時の蒸気をコーターの乾燥炉用熱エネルギーとして利用できる設備。
〇ノンソルラミネート
有機溶剤不使用の接着剤を使った加工で、環境負荷軽減に加えて、オペレーターの健康への影響も抑制。
〇サーキュラーエコノミーの構想
シール・ラベル事業を持続可能な事業にするために確立した、剥離紙をリサイクルする仕組み。
■取り組み② 認証マークの取得
〇バイオマスマーク
バイオマス由来原料を含んだインキや糊を使用する製造に取り組んでいることから、再生可能な生物由来有機資源を使用した商品に与えられる一般社団法人日本有機資源協会の認証を取得。
〇ISO14001 環境マネジメントシステム
企業活動において環境に与える影響を考慮し、環境保全に寄与している企業に与えられる認証。適用範囲は、シール、ラベル、ステッカー、軟包材、パッケージ製品、ラベル自動貼り機の受注から納品に至るまでの全工程。
〇FSC(R)森林認証(CoC認証)
FSC(R)認証は環境保全において適切で社会的な利益に適い、経済的に継続可能な、適切な森林管理を広めるための国際的な認証制度を取得。(ライセンス番号:FSC(R)-C008315)
■出展製品・サービス
〇クリアペーパーシリーズ(ペーパーアテンション/クリアペーパーシール)
素材をフィルムから紙へ置き換えた製品で、コシと透明性がある紙素材なので自然な透け感がありデザインを邪魔しない。フィルム使用を抑えることで環境負荷低減につながる。
〇ペーパック(R)
プラスチックフィルム不使用ながらも熱で融着可能なヒートシール性を持ち、水と油に強い紙製の包装 資材。ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックフィルムを使用した「軟包材」を本製品へ置き 換えた場合、プラスチック使用量削減や焼却廃棄時のCO2排出量削減につなげられる。
〇LIMEX Sheetを基材に使用したラベル
株式会社TBMが開発した石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」80μmを基材に使用したラベル。ラベル用途として一般的に用いられる合成紙と比較すると、石油由来プラスチック使用量や温室効果ガス排出量を削減。また、原料に木材パルプを一切使用していないため、紙製ラベルに比べると水使用量を大幅に削減でき、森林と水資源の保全に貢献できる。
〇パームヤシックス(R)ラベル
パームヤシの実からパーム油を搾った後に残る「パームヤシカサ」をパルプ化して、原料に配合して製造した紙「パームヤシックス(R)」を使用したラベル。(「パームヤシックス(R) 」は、株式会社クラウン・パッケージが開発した紙素材。)
〇ぴったリング(R)
糊面はベタつかず、糊面どうしのみがくっつくラベル。自着性のバイオマス接着剤を使用しているためバイオマスマークの表示が可能。
〇剥離紙リサイクルラベル
シール・ラベルの剥離紙を100%リサイクルした再生紙を表面基材に使用した環境配慮型製品。廃棄する剥離紙を資源として有効活用すべく、リサイクル技術の研究開発を続け、ラベル化の開発に成功。
〇ドットタック(R)
粘着剤をドット状に塗工した機能性タック紙。繰り返し貼って剥がしても粘着力が落ちにくく、しっかり貼り付き、剥がす際も糊跡を残さずきれいに剥がすことができる。
〇ワンストップサービス
顧客一人ひとりの課題に寄り添い、「貼る・包む・魅せる・飾る」を実現させるためのシール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールを窓口ひとつでトータルプロデュース。