OSP LIMEX Sheetを基材に使用したラベルを7月21新発売、石灰石を使用して、プラスチック使用量の削減や森林・水資源の保全に貢献
大阪シーリング印刷株式会社(OSP)は、7月21日に、「LIMEX Sheet」を基材に使用したラベルを新発売する。
「LIMEX Sheet」は、株式会社TBMが石灰石を主原料に開発した、紙やプラスチックシートの代替品となる素材。PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)シートなどの合成紙と比較し、CO2を含む温室効果ガス排出量を削減することができる。OPSグループは、「合成紙の品質を担保しつつ、地球環境の保全に役立つ製品」というニーズに応えるべく、「LIMEX Sheet」を使用したラベル製品の開発に着手した。
「LIMEX Sheet」のラベルと紙素材のラベルを比較した場合、耐久性と耐水性に優れているため、水滴の付着が想定される製品の粘着ラベル用途に適している。また、環境保全を意識した企業姿勢のアピールへ繋がると同時に、「エシカル消費」を意識した生活者に対して購買行動にも繋がる。
「LIMEX Sheet」を使用したラベルは既に導入が始まっている。生鮮食品の販売を手掛ける株式会社八千代ポートリーは、商品の化粧ラベルに「LIMEX Sheet」の採用を決定した。八千代ポートリーの全商品のラベルを、 LIMEX Sheetへ切り替えた場合、石油由来プラスチックの使用量を年間で約9トン、 CO2を含む温室効果ガス排出量を年間で約104トン削減できる効果が見込まれるため、同製品の採用に至った。