ONE COMPATH 電子チラシサービス「Shufoo!」、お弁当作りに関する意識調査 弁当作りに値上げの影響あり
凸版印刷株式会社のグループ会社 株式会社ONE COMPATHが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、「Shufoo!」を利用する全国の男女7,010名を対象として、2023年3月10日から3月13日に「お弁当作り」に関する意識調査を実施した。
春からの新生活でお弁当作りを始めるという人も多いかと思われるが、お弁当を作る人では約6割の人がほぼ毎日作っていると回答している。
また、重視しているものでは「時短」「栄養バランス」「彩り」に加え、子どもの「好きなものを入れる」を挙げる人もいた。一方で、節約のためのお弁当作りにも昨今の物価上昇・食材値上げの影響が出ている。夕食を多く作ったり、かさ増し食材を活用したりする人もいる中で、値上げが止まらない「卵」を使った料理を減らす人もいた。
«お弁当作りに関する意識調査結果»
・お弁当作りをする人の約6割が「ほぼ毎日」作る。「1週間に1回以上」は8割超
・お弁当作りは「時短」「栄養」「彩り」重視。子ども用には「好きなものを入れる」
・お弁当作りの心配事は「腐らないか」「栄養バランスがいいか」 「汁漏れ」のお悩みも
・物価高はお弁当作りにも影響あり!多く作った夕食、かさ増し食材活用、卵料理を減らすなど
■お弁当作りをする人の約6割が「ほぼ毎日」作る。「1週間に1回以上」は8割超。
お弁当作りをする人は全体の約4割(37.3%)。お弁当作りをする人に頻度を聞いたところ、「休日以外ほぼ毎日」と答えた人が約6割(57.3%)にのぼり、「週に2~3回程度」(19.2%)、「週に1回程度」(8.2%)を合わせると1週間のうち1回以上お弁当を作っている人は8割を超えている(84.7%)。
また、誰のお弁当を作っているか聞いたところ半数が「自分自身」(50.1%)と回答。「夫・妻・パートナー」(41.0%)、「子ども」(34.8%)と続く。
■お弁当作りは「時短」「栄養」「彩り」重視。子ども用には「好きなものを入れる」
次に「お弁当作りで重視するポイント」は、トップは「短時間で作れる」(50.6%)だった。お弁当作りをすることが多い忙しい朝、時短重視の人が多い結果となった。
2位には「栄養バランス」(43.3%)がランクイン。栄養が偏ることのないよう気を遣う様子がわかる。3位は「見た目・彩り」(38.0%)。茶色いおかずばかりになってしまう、なんてことも起こり得るお弁当だが、見た目や彩りも重要な要素なようだ。
前問「誰に作っているか?」の回答のうち特に多かった「自分自身」「夫・妻・パートナー」「子ども」別に重視ポイントを見てみる。
「全体」と「自分自身」「夫・妻・パートナー」の重視ポイントは大きく変わらない。一方、「子ども」と回答した人ではトップが「見た目・彩り」(52.2%)、僅差で「栄養バランス」(52.1%)を選んでいる。さらに、全体では3割程度(32.4%)だった「食べる人の好きなものを入れる」も半数以上の人(50.9%)が選択している。子どものお弁当は、栄養バランスともにおいしさや蓋を開けた時の感動を重視していることがうかがえる。
■お弁当作りの心配事は「腐らないか」「栄養バランスがいいか」 「汁漏れ」のお悩みも
お弁当作りでの「心配なこと」も聞いてみた。トップは「腐らないか・傷まないか」(42.1%)だった。気温が高い季節だけでなく、暖房が効いている寒い季節など1年中心配なお弁当の食中毒。しっかり加熱する、保冷剤を入れるなどの対策が重要。
2位は「栄養バランスよく作れるか」(39.0%)。前問の重要視するポイントでも栄養バランスが上位に入っているように、健康と栄養が気になるポイントのようだ。
さらに、「おいしく作れるか」(30.2%)に次いで「汁漏れしないか」(29.7%)がランクイン。汁物を入れていなくても、時間が経つと水分がでてくる食材も多く、悩みの1つとなっているようだ。
■物価高はお弁当作りにも影響あり!夕飯を多く作る、かさ増し食材活用、卵料理を減らすなど
昨今、食料品の値上げが続いており4月以降も多くの値上げが予定されていまる。そこで、昨今の「食料品の値上げ」や「物価高」はお弁当作りにも影響するかどうか聞いたところ、9割近く(88.6%)の人が「はい(影響する)」と回答した。
食費の節約のためにお弁当を作る人も少なくないと思うが、具体的にどのような影響があるのだろうか。
「前日夕食を多めに作りお弁当に使う」(37.1%)がトップだった。お弁当作りで重視するポイントのトップが「短時間で作れる」だったように、詰め直すだけで済むことから多くの人が実施しているようだ。2位には「お弁当1食あたりの予算を減らす」(29.4%)、4位には「おかずの品数を減らす」(24.2%)と1食あたりにかける費用や品数を減らして乗り切るという人もいた。
調理のコツとして、「かさ増しができる食材を使う」(29.1%)が3位になりました。手頃な価格の食材を使うことでボリュームアップもできます。
しかし、これまで“物価の優等生”と言われ「かさ増し食材」の代表格だった卵の値上げが続いている。5位には「卵料理を減らす」(23.6%)がランクインした。飼料の高騰や鳥インフルエンザ流行の影響で値上がりや品薄が続いており、卵焼きやゆで卵など、お弁当の定番おかずにも影響が出ていることがわかる。
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