MIC スタンダード市場上場承認に伴う事業展開を説明、社会課題を解決する企業へ
MIC株式会社(水上光啓代表取締役会長/河合克也代表取締役社長)は12月9日、東京都新宿区の本社で開いた東証スタンダード市場への上場承認に伴うプレス発表で、今後の事業展開などを説明した。
同社は「デジタル×フィジカルで、“企業の未来にイノベーションを起こす”」をビジョンに掲げ、企業の販促マーケティング業務の非効率を解消するリテール販促支援の“フルサービス”を展開している。スタンダード市場への上場は今年12月25日に予定。調達した資金は人材獲得・育成とシステム化、自動化に向けた設備投資に充てる。
現在、同社の正社員数は344名。印刷工場の「多摩ファクトリー」、フルフィルメントの「るのパレット」、「サンゲート」、「はちフィル」の拠点を持ち、2025年3月期の売上高は113億9,900億円(対前年期比112.7%)を見込んでいる。2021年に水上印刷株式会社から現社名に変更。10年で売上規模は約4倍となっており、今後も年平均7%から15%のペースでの成長を目標に掲げる。
プレス発表で水上光啓会長は同社の印刷業からの業態変革の歩みと考え方を説明し、「業態変革は人にしかできない」と、採用と教育を重点とした経営を強調。河合克也社長は今後の成長の方向性として、顧客課題の解決に加えて社会課題を解決する事業に注力する方針を説明した。