京セラ ラベル印刷など幅広い用途対応の循環型インクジェットプリントヘッド「KJ4A-EX1200-RC」を発売、高精細印刷と高生産性の両立を実現

 京セラ株式会社は、2025年5月、独自の流路設計技術により高精細な印刷と高い生産性の両立を実現したUVインク対応の循環型ヘッド「KJ4A-EX1200-RC」を発売する。

同製品は独自のノズル近傍循環機構により、均一な温度管理とインク成分の沈降を抑制し、安定した印刷が可能となっている。また、ヘッドクリーニングなど再稼働時のメンテナンスの削減にも貢献する。加えて、水冷仕様が標準仕様となっており、ヘッドの均温化が図られ、連続印刷と印刷品質の安定性を確保している。

KJ4A-EX1200-RC

解像度は1200dpiに向上し、また従来の600dpiヘッドと比較して、駆動周波数と印刷速度が向上した。これにより、ラベル市場で求められている、より高精細な印刷と高い生産性の両立を実現されている。

同製品には、独自の緻密多結晶セラミックアクチュエータに関する材料設計技術と、薄型圧電セラミック基板の製造プロセス技術を生かし開発した大型の一体型ピエゾアクチュエータを、UVインク対応の1200dpiヘッドとして初めて採用されている(幅 116mm×奥行 34mm×厚み 0.04mm)。 大型の一体型ピエゾアクチュエータにすることで、ヘッド内の画質を均一にし、より高画質な印刷を実現する。   

関連記事

最新記事