KSフォーラム 和歌山の清水印刷を見学~事業再構築とスモールDX
今年度第4回目のナレッジシェアリングフォーラム(山田周会長/㈱あけぼの印刷社、KSフォーラム)が3月7日、和歌山市の清水印刷株式会社で開催され、改装した同社の社屋と新設備に加え、スモールDXの取り組みを共有した。
KSフォーラムはリコープロダクションプリンターのユーザーで構成され、プリントオンデマンドに限らず企業経営に関わるノウハウなどを共有する場として活動している。今回は会員13名が参加した。
清水印刷は活版印刷と和紙帳簿商として明治36年頃に創業した「紙常印刷」から分家し、昭和29年から「清水印刷」として地元百貨店を中心に事業を拡大してきた。現在はリコーのプロダクションプリンターを主力に、ダイレクトメールや通知書などメーリング関連に力を入れている。
同社では事業再構築補助金の採択を受けて社内リフォームと封入封緘機を整備。さらにはスモールDX実現のため、リコージャパンが提供する クレンジングお手伝いRobo」を導入し、Excelなどのデータを整理し、宛名印字などに活用できるようにするデータクレンジング作業の効率化を進めている。また封入封緘機の導入で、より正確性が求められる大口の通知物などへの事業拡大を図っている。
同社社屋を見学した後は会議室に場所を移し、清水印刷株式会社 代表取締役の清水雅司氏が「小規模事業者が出来ること」をテーマに自社の取り組みと今後の展望を説明。その後、活発な意見交換、質疑応答が行われた。