KOMORI KGC中国で内覧会、H-UV活用したパッケージ印刷

小森コーポレーションは1月6日、KGC-China(小森グラフィックセンターチャイナ)で「KGC-China リニューアルオープンハウス」を開催した。内覧会は、2015年にKOMORI及び中国代理店Infotech・AFAの2社が蘇州・済南・武漢で、共同で印刷技術交流会を開催した流れを受けたもの。H-UV高付加価値印刷をメインテーマとした今回の内覧会には、100名以上のKOMORIユーザー、メディアなどの業界関係者が参加した。

KGC-Chinaは今回実演を行ったパッケージ印刷向けの最新機種リスロン G40(H-UV搭載菊全判6色オフセット枚葉印刷機インラインコーター付[GL-640+C+H-UV])を導入。中国で提唱される環境保護型印刷指標に準拠する、省エネ・省電力・廃棄物削減という特徴を持っている。

今回の実演では高付加価値印刷として、マットアートペーパーと金・銀のカードボードにそれぞれ2種類の絵柄を3種類の手法で印刷。インキ使用量の多い絵柄をこれらの乾燥しづらい用紙に印刷しても、H-UVシステムの速乾性により、キズ・コスレなどのトラブルを回避できる。また、印刷後すぐに後工程へ入ることができるため、時間を大幅に短縮し、生産効率が高まる。乾燥時にパウダーを使用しないので、印刷品質が高く、パウダーの飛散によるトラブルやオペレーター・作業環境への粉じんの悪影響も低減できる。

関連記事

最新記事