KOMORI ナノインク搭載B1デジタル機NS40、来年春にフィールドテスト開始
小森コーポレーションはこのほど、ランダ社のナノインクを搭載した40インチ(B1)枚葉ナノグラフィックプリンティングシステムImpremia NS40のフィールドテストを予定していると発表した。
同機はLanda社とのライセンス契約に基づき、ナノグラフィー技術をコアに、KOMORI独自の制御技術を盛り込んだ開発を進めている。用紙搬送部はオフセット枚葉印刷機リスロンG40のフィーダー、デリバリーを採用。CMYK4色に加えて、オプションで7色まで対応する。紙厚は0.06から0.8㎜まで出力できる。フルバリアブル片面出力で6,500枚/時の出力速度を維持する。オプションで反転機構を付けることで、両面印刷も可能(片面半分の出力速度)。オフセット印刷と同等のコーティングシステムも採用できる。オペレーター用の専用スタンドはシンプルで新人でも扱えるように設計されている。
2019年春に国内でフィールドテストを予定し、その後海外でも同様の計画を進め、2019年度末からの正式販売を計画している。
8月1日、山形県東置賜群の小森マシナリーで開催された記者発表会では、実機とサンプルの展示に加えて、実演を披露。OKトップコートの薄紙ポスターのバリアブル印刷を200枚行った後、サンカードの厚紙パッケージ印刷を行った。