KOMORI IGAS2022でコネクテッド・オートメーションを具現化、印刷機の自動運転からロボット連携など
小森コーポレーション(KOMORI)は11月24日から28日まで、東京ビッグサイトで開催されたIGAS2022で、スマートファクトリーに向けた同社の“Connected Automation (コネクテッド・オートメーション)”構想を披露した。
ブースでは『リスロンG37Pアドバンス』の自動運転で両面ワンパス印刷。印刷機の自動運転を実現するオートパイロットと、版交換・洗浄などの印刷前準備を同時進行するパラレルメイクレディによる連続ジョブ印刷、自動切換えを提案した。
実演ではA4・16ページの異なる絵柄の2つのジョブを500枚印刷。印刷中にはモニターに平均濃度のトレンドグラフを表示し、印刷機の稼動中に自動で濃度調整する機能を説明した。2つのジョブは切り換え時間を合わせて7分57秒(デモ時により時間は異なる)で刷了した。
印刷終了後はH-UV Lにより紙面が即時に乾燥。AGV(自動搬送ロボット)が印刷機のデリバリー部に積まれた刷本を取りに行き、断裁機前に移動させた。刷本移動後は、折り、断裁、中綴じ、パレタイジングまでの自動化・省力化のワークフローを披露した。
KOMORIのブースではKP-コネクトProによる印刷機の稼動時間の収集と分析も紹介された。