KOMORI 大黒印刷が新断裁システム『Apressia CTX 115』を導入
小森コーポレーション(KOMORI)はこのほどポストプレスブランドApressia(アプリシア)シリーズの新製品である断裁システムApressia CTXシリーズを販売開始し、大黒印刷(京都府綴喜郡)が販売1号機となるApressia CTX 115を導入したと発表した。
大黒印刷は、KOMORIのB縦半裁両面オフセット輪転機SYSTEM 35S 2台、B縦四裁両面オフセット輪転機SYSTEM 18Sを運用し、大ロットの折り込みチラシやカタログなどの印刷物を提供している。
同社では、オフセット輪転機で大量に生産した印刷物をタイムリーに仕上げるため、断裁時間の短縮が課題の一つだった。KOMORIの断裁システムApressia CTX 115は、断裁時に発生する切りくずをテーブルから自動的に取り除き、コンベアなどを使用して収集する「AWR(自動切りくず除去機能)」の搭載を可能にしている。大黒印刷ではこのAWRに加え、静電気の影響で断裁刃に付着する切りくずをエアで吹き飛ばす「エアパージ」オプションで、断裁工程の自動化・省力化と安全性向上を図った。