KOMORI つくばプラント内覧会でB2デジタル印刷機Impremia IS29の実演披露
小森コーポレーションは2月9日、10日の両日、茨城県のつくばプラント・KGC(小森グラフィックテクノロジーセンター)で、内覧会「OPEN NEW PAGES SHOW 2017」を開催し、注目のデジタル印刷機「Inpremia IS29」をはじめ、パッケージ印刷、商業印刷のソリューションを実演した。
内覧会は両日とも午前と午後の2回行われ、北海道から熊本県までの78社162名が参加。中国からも来場し、計176名がKOMORIのソリューションを体感した。
内覧会ではセミナー終了後に展示機を実演。今回は「KOMORI Commercial Solutions」、「KOMORI Packaging Solutions」の2つのテーマを紹介した。
UVインクジェット方式のB2判デジタル印刷機「Inpremia IS29」は片面・両面印刷に対応し、専用紙やプリコート不要で様々な用紙に高品質な印刷が可能。オフセット印刷機と同じ爪-爪方式の紙搬送装置による高い見当精度と、UVによる速乾と両面ワンパス印刷ですぐに後加工へ回すことができる。
実演では初めにリスロンA37で制作したバスケットボールチームの販促冊子と同じ絵柄を、少部数の追加ジョブとして10部出力し、CMSソフトウエア「K-カラーシミュレーター2」によるオフセットとのカラーマッチング性能と高い品質を披露した。次に、チーム選手のカレンダーを片面で出力。バリアブル印刷により丁合いが済んだ状態で印刷でき、パーソナライズにも対応できる利便性を訴えた。製本は渡辺通商のカレンダー製本機Tanzac 520を使用した。続いて、特殊原反のタック紙にバスケットチームのロゴなどのシールを印刷し、ハイコン社のデジタルカッティング・クリーシングシステム「ユークリッドⅡ+」でハーフカット。高付加価値のバリエーションとして、蒸着紙や和紙のような風合いの用紙を用いた印刷サンプルも紹介した。
最後はバスケットボールの試合観戦チケットを制作。Inpremia IS29で出力したチケットに、「ユークリッドⅡ+」による観戦者名と座席番号のパーソナライズ刻印、筋押し、ドリンクチケットを切り離すマイクロミシン目、プレミアム感を演出する微細加工を施した。