日印産連 第64回2025年ジャパンパッケージングコンペティションの受賞作40点を決定、「経済産業大臣賞」に、日清食品「カップヌードル カプヌのエモい出パッケージ」 と、味の素「CookDo®」

一般社団法人日本印刷産業連合会は 2 月14 日、「第64回2025年ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)」の審査会を開催し、「経済産業大臣賞」をはじめ 入賞作品 40 点を決定した。

JPC は実際に商品化され販売されたパッケージの優秀性を競うもの。今回は「経済産業大臣賞」に、日清食品株式会社の「カップヌードル カプヌのエモい出パッケージ」 と、味の素株式会社の「CookDo®(中華・韓国醤調味料)熟成豆板醤/コチュジャン/担々醤/甜面醤」の2点が選出された。日清食品の同賞受賞は初、味の素は3年連続5回目となる。

授賞式は5月 30 日午後、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で開催予定。

■「カップヌードル カプヌのエモい出パッケージ」 「経済産業大臣賞<1 部門>」の受賞作品。
 <1 部門>の審査基準は、「保護、機能、構造、デザイン等、市場性に最も優れているもの」。

<選評>
 カップヌードルは「発明」されてから 53 年がたったという。多くの人が何食も食べてきた中で、心温まる 思い出がたくさんあるだろう。そんなエピソードを全国から寄せてもらい、100 種類の「エモい出」をカッ プにデザインした。ロゴに似た見慣れた書体を1文字ずつ作って表現しており、デザインに無理がない。 展開が斬新でプロモーショナルな企画となった。100 の別々のデザインカップを製造するという日清の技 術の力も素晴らしいのだと思う。

 ■「CookDo®(中華・韓国醤調味料)熟成豆板醤/コチュジャン/担々醤/甜面醤」
「経済産業大臣賞<2 部門>」の受賞作品。 <2 部門>の審査基準は、「安全性、リサイクル性、環境対応等が特に配慮され、最も優れているもの」。
 <選評>
 チューブ・瓶タイプともにリニューアルされた。チューブタイプは触っただけで薄さと柔らかさを実感で きる新素材が採用された。プラスチック量が 50%削減されつつ、最後まで中身を絞り出しやすくなってい る。安全性第一の食品パッケージの一段の進化を感じさせられた。裏面の一部を透明にして残り量が一目 で分かる工夫もある。デザインはキャッチコピーの「無限に使える」より「∞」の記号を目のようにあしらい、店頭でも印象的だろう。

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