JAGAT JAGAT大会をオンラインで19日まで開催中、withコロナ・afterコロナ時代の経営を提案
日本印刷技術協会は、12月2日から19日まで、「JAGAT大会オンライン2020」を開催している。テーマは、「wiht/afterコロナの経営を考える」。コロナ禍によるオンラインイベントが一般化しているビジネス環境を踏まえ、地域を問わず、多くの人に参加できる場とすべくオンライン形式で行われることとなった。
開催挨拶で塚田会長は、現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況について、再び感染が広がっていることを懸念するとともに、「コロナ禍で社会も企業の行動も変化している。これまでもJAGATでは『デジタル×紙×マーケティング』をテーマに掲げて事業を展開し、デジタルと紙メディアの関係性について勉強してきたが、現在、企業のマーケティングが変わり、デジタルメディアの利用が増える中で、紙とデジタルの融合について参考になる内容となっている。じっくりと聞いて参考にしていただきたい」とした。
会長挨拶に続き、郡司秀明氏が「リセット・ザ・フューチャー」をテーマに講演。郡司氏は、コロナ禍により印刷の価値も変わり、価値も多様化しているなど、印刷マーケットそのものが変化していると指摘。これからはネットワーク化、印刷会社との連携、スピード対応、そして印刷も“地産地消”することなどをキーワードとして挙げた。加えて、これまで産業を支えてきた団塊世代以上と、これからの若い世代との認識のギャップや、印刷会社の対応力としても小ロット製作やコピー力(文章力)が求められるといった課題があり、Webコンテンツのように作って決める時代になっているとした。
その他に、藤井建人氏が「with/afterコロナの印刷経営戦略~各調査から」と題して、印刷会社におけるビジネス戦略のヒントを解説。「withコロナを見据えて~印刷会社の最新新卒採用調査から」をテーマに講演した塚本直樹氏は、コロナ禍で変わった人材採用の最新事情を解説した。
また特別講演としてオイシックス・ラ・大地株式会社の奥谷孝司氏による講演「顧客とつながる時代のマーケティング 優れた場の設計の重要性」が配信された。
JAGAT大会オンライン2020
・12月19日(土)まで
・総講演時間 145分
・オンラインによる事前登録制:JAGAT会員 1人5,500円/非会員 1人11,000円 *いずれも税込み、複数人数の割引あり