HOPE2022が開幕 印刷産業の現状と未来に向けた情報を共有

セミナーと展示会を組み合わせた学びと情報発信のイベント『HOPE2022』(岸昌洋HOPE実行委員会会長/北海道印刷工業組合理事長)が9月7日、8日の両日、札幌市のアクセスサッポロで開催された。

7日に開かれたオープニングセレモニーでは、岸会長が「HOPE(HOKKAIDO PRINT EXPO)は、昨今の印刷産業の現状と未来に向けた情報を共有する場として、自社を変革し、お客様ひいては世の中に必要とされ続けるためのヒントが詰まっている。1993年から歴史をつむぎ、今年で29年目となるHOPEは、今の時代にマッチしたイベントとなるよう開催している。ご来場の方々には、新しいかたちの産業として発展していく印刷産業をご覧いただきたい」と挨拶し、出席した来賓とテープカットで賑々しく開幕した。

来賓としては、経済産業省北海道経済産業局地域経済部長の辻純朗氏、北海道経済部産業振興局産業振興課長の佐藤正人氏、札幌市経済観光局産業振興部地域産業課長の小室匡氏、全日本印刷工業組合連合会会長の滝澤光正氏、(一社)日本グラフィックサービス工業会会長の岡本泰氏、北海道中小企業団体中央会専務理事の松浦豊氏、札幌商工会議所産業部生産性向上推進室課長の蒲野昌文氏が出席した。

今回は、“INSATSU未来トランスフォーメーション”をテーマに36の企業・団体が展示会・セミナーに出展・出講し、新しい印刷産業へ“リ・デザイン”すべく、最新の印刷関連機器、資材、サービス、商材が提案された。初日の基調講演では、全印工連の滝澤会長が「DXによる新たな価値創出」を演題に、印刷産業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性や、全印工連が開発したDXプラットフォームシステム『DX‐PLAT』が可能にするデータドリブンによる営業戦略などを説明した。

挨拶する岸会長
HOPE2022会場
講演する滝澤会長

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