GiH ポストコロナ時代に必須のWeb to Printパッケージ『Print Door』
GiH(新潟市)はこのほどWeb to Printの入門パッケージ「Print Door(プリント・ドア)」を発売した。同社はこのビジネスパッケージで2020年度IT導入支援事業者に採択。売上減少・事業転換の課題を抱える印刷業に対し、ポストコロナ時代に求められる非対面型ITツールとして提供していく。
GiHは「フォトギフトに関するシステム及びプラットフォームを構築することでお客様のお役に立つ」を目的に2015年に発足。PC版フォトギフト作成アプリケーションや、フォトに関するWebシステムを構築してきた。昨年から新たにユーザーがスマートフォンでWebからフォトグッズを作成・注文できるシステムを導入し、本格的にWeb to Printの仕組みを提供している。
通常、一般的な手法でWeb to Printを開始するには、顧客情報等を管理するデータベースの設計など多くの工程が必要となり、時間と費用の負担が重かった。同社では時間をかけずにWeb to Printの仕組みを導入できるよう、パッケージ化して販売する「Print Door」を開発した。あらかじめパッケージ化された「カレンダー」「スタンダードアルバム」など4タイプから選択する簡単導入パッケージと、希望の用途をヒアリングした上でオリジナルのテンプレートを作成するカスタムパッケージを用意。簡単導入パッケージが最短3週間、カスタムパッケージが3ヵ月程度でサービスを開始できる。また、IT導入補助金を活用することにより、費用の最大4分の3を補助金で賄うことが可能。
活用方法として、例えば印刷会社が取引先であるテーマパーク等にフォトブック作成サービスを提案するなど、オンラインto オフライン(オフラインの営業でオンライン商品の販売を提案促進する)Web to Printモデルとしての利用が想定される。また、イベントやキャンペーン時などに単発的にWeb to Printの仕組みを利用することも可能で、印刷会社が従来有している高い営業力・提案力を活用できる。