GC東京 InDesign研修で“Adobe Sensei(AI)”テーマに、仕事におけるAI活用学ぶ
東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合(GC東京)の教育研修委員会主催、リコージャパン協力によるInDesign研修が、2月13日、文化産業信用組合で行われた。講師には、Thatsの森裕司氏を招き「その作業Adobe Sensei(AI)にまかせちゃおう-Adobe Creative Cloudを活用した“今どきの使い方”を学ぼう!―」をテーマに、Adobe Creative Cloudの活用メリットや、Adobe Sensei活用ノウハウを学んだ。
冒頭、主催者挨拶にたったGC東京・田村壽孝理事長は、「普段は経営者向けの研修が多いのですが、今回は現役のオペレーターやデザイナーの方々に、是非、お話をお聞きして頂ければと企画しました。大変、著名な方で、有意義なお話をお聞きできると思います。ぜひ、日常の仕事に活かして頂ければと思います」と語った。
講師の森氏は、Webサイト「InDesignの勉強部屋」でも知られており、日本に9人いるというアドビから認定されているアドビエバンジェリトの1人。当日は、まずCC(Cretive Cloud)と、Adobe Senseiについて解説した後、デモンストレーションを通して活用ノウハウを紹介した。
AdobeのAI技術である「Adobe Sensei」は、Adobe Magicからさらに発展したもので、日本語の”先生”からイメージして名前が付けられている。「Adobe Sensei」は、作業を効率化し便利にするものであり、普段の作業データをもとに学習して効率化を促進させると解説した。またAIについては、切り抜きのような単純作業や繰り返し作業でAIを活用して仕事の時間を割き、本来、人の創造性が必要な分野へ人の仕事を振り分けていくことを提案した。
AIにより省力化されるものとしては、デザインのテスト、分析・評価、ユーザビリティの改善、サイトの情報設計など。一方、困難なものとしては、人の情動に訴えかけるかっこいい・可愛い・キレイ・楽しいといった見た目のデザインではないかとした。