FFGS drupaセミナーでインクジェット、パッケージ、少部数後加工のトレンド示す

満員のdrupaセミナー
満員のdrupaセミナー

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)は6月28日、東京都港区のFFGS西麻布ホールで「drupa2016セミナー」を開き、先般、ドイツで開催された世界最大の印刷・メディア展示会drupa2016の概要と富士フイルムブースの出展内容を報告した。

FFGSがdrupa2016の全体のトレンドに掲げたのはインダストリー4.0の印刷産業版である「プリント4.0」。自動で個別製品を大量生産するためのソリューションの萌芽を示した。その中から、「インクジェット方式のデジタル印刷機」、「パッケージ印刷への提案」、「小部数・パーソナライズ印刷に対応した後加工機器提案」の潮流を挙げ、それぞれ富士フイルムとしてのソリューションとして、富士フイルムのインクジェット技術「FUJIFILM Inkjet Technology」、「EUCON technology」による軟包装デジタル印刷機、EPAC社と協業のロボットを活用した自動化システム「E2テクノロジー」などを説明した。

挨拶するFFGSの真茅社長
挨拶するFFGSの真茅社長

セミナーの冒頭にFFGSの真茅久則社長は「富士フイルムグループ全体のValue from Innovationのスローガンのもと、“新”、“技”、“結”の日本らしいテーマを掲げ、drupaでは様々なソリューションを提供すべく展示をさせて頂いた。皆様のこれらかの参考の一助になればと思う」と挨拶。セミナー会場はほぼ満員となり、聴講者が熱心に印刷技術の方向性に耳を傾けた。

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