FFGS 経営セミナーでエクシート・出口専務が業務改善の奮闘を語る
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)は11月22日、東京都港区の富士フイルム会議室で、経営セミナー2018を開催し、福井県の株式会社エクシートの業務改革の事例を紹介した。
セミナーではエクシート専務取締役の出口淳氏が『〜顧客に必要とされるパートナーとなることを目指して〜 激動の時代に、印刷会社の後継者として奮闘した10年を振り返る。』を演題に講演。2007年に同社入社後に着手した事業見直しによる収益改善と、事業拡大の取り組みを語った。
同社は1952年創業の印刷会社で、商業印刷物のほか、薬品の添付文書を展開。社員一人一人が米の一粒一粒のように固まる“おにぎり経営”を掲げ、組織力を中核とした経営を目指している。
出口専務は同社の3代目として2007年に入社。当時の問題点として「部門間の意識の乖離」、「ドンブリ 勘定・営業・製造」、低付加価値、低生産」を挙げ、課題解決に向けて5Sの徹底、教育の標準化、営業と製造のコミュニケーションを進めてきた。
現在はモノ売りからコト売りへの転換や重要取引先向けのイベントの開催などで顧客との関係構築強化を目指すとともに、FFGSのWebポータルシステム『XMF Remote』やWeb to Printシステムで業務の効率化も進め、成果を挙げている。
セミナーでは出口専務の後援後、『経営戦略実践編』としてエクシートの社員インタビュー映像で具体的な実践事例が紹介された。