FFGS パッケージやラベルの面付け、プランニングを効率化するPHOENIX V5.0を発売
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)は、カナダのTilia Labs Inc.の面付け・プランニングソリューション『PHOENIX』(フェニックス)の最新バージョン『PHOENIX V5.0 』を発売した。
FFGSが昨年から取り扱いを開始した『PHOENIX』は、面付け機能とプランニング機能を一元的に提供することで、パッケージ、ラベル、カード印刷、サイン&ディスプレイなどのさまざまなジョブで、プリプレスの作業時間や用紙のムダ、ポストプレスの工数などの削減、これらによる大幅なコストダウンに貢献し、ユーザーの高い評価を得ている。
最新バージョンでは、ジョブ設計を行なうプランニング機能を大幅に改良。数百に及ぶ大量の品目であっても、MIS(経営情報システム)などに登録されている情報を元に、最適な印刷機・用紙・面付けパターンの組み合わせをわずか数分で自動計算し、印刷時間や製造コストの見積もりも同時に作成。既存の抜き型の再利用の有無なども条件に含め、時間・コストを最少化するプランニングを導き出す。
さらに、プランニング結果はそのまま新たな抜き型作成用のCADデータや印刷用の最終出力データとして活用できるため、営業・工務部門でのジョブ設計・見積もり作成に要する時間・労力の削減が図れるほか、製版・刷版部門の工数削減も可能になる。
『PHOENIX』は、PDFをベースとしたオープンなワークフローで、一般的なCADデータフォーマットの入出力に対応している。このため、既存の設備やワークフローを大きく変更することなく、実戦的なプランニング機能による効率化・コスト削減などのメリットが得られる。また、富士フイルムのワークフローシステム『XMF』と連携することでJDF運用なども実現し、より高い生産性・出力安定性を発揮する。