FFGS アサプリ・松岡社長が“見える化”とIT活用の効果を語る
アサプリホールディングス(三重県桑名市)の松岡裕司氏社長は、富士フイルムグローバルグラフィックス(FFGS)が11月26日、東京都赤坂の富士フイルム会議室で開催した「経営セミナー2015」で、自社が取り組む「見える化」について講演した。
松岡社長は「理念の共有と見える化による経営管理 IT活用によるマーケットの拡大で強い企業体質を」を演題に、友好的M&Aによる業容の拡大の一方、リーマンショックと東日本大震災時の急激な売上減少に対処すべく取り組んだ「長期事業構想」を説明。売上主義から付加価値重視の経営へと舵を切り、受注一件当たりの利益管理の徹底と月末加工高の先行管理を主軸とした「見える化」に取り組み、企業体質を改善させた経緯を語った。
その基盤として松岡社長は①経営理念(働く目的)の共有、②見える化による経営管理、③マーケットの拡大の三点を挙げ、具体的な取り組みを紹介しながら同社の経営の要諦を明らかにした。同時にFFGSのワークフローシステム「XMF」のよる集中管理、「XMF Remote」による校正作業の効率化、MISとの各デバイスとの連携等、IT活用による効果を示した。