公益社団法人日本印刷技術協会（JAGAT）主催のpage2016が、2月3日（水）から5日（金）までの3日間、東京都豊島区東池袋のサンシャインシティコンベンションセンターで開催される。今回のテーマは「未来を創る―メディアビジネスの可能性を拡げる―」。pageは、展示とカンファレンス・セミナーで構成され、デジタル印刷を中心に印刷業界を取り巻く様々なビジネスモデル、新市場を目指すための最新情報を発信する。今回のpage2016は3日間で約7万人の来場を見込んでいる。

JAGATは2015年度、『未来を破壊する』（ジョー・Ｗ・ウェブ博士、リチャード・Ｍ・ロマノ氏著）の第二弾となる『未来を創る THIS POINT FORWARD』を発刊し、柱として事業を展開。この間、同書をもとにITと印刷の連携について研究・啓蒙活動を続けてきた。page2016はその集大成として『未来を創る』をメインテーマに掲げる。また、サブテーマである『メディアビジネスの可能性を拡げる』は、JAGATが長年、訴求し続けてきたテーマの連続性を強調している。

今回は特にマーケティングに注力する。インターネットの普及やデジタル技術の進展により、マスマーケティングが主体の販促ビジネスは、One to Oneの非マスマーケティングへと移行し始めている。こうした動きに併せ、広告媒体であるメディアやその作り手も新しいマーケティング手法に適したものへと変革するべきという方向性を強調させる。

会期中はデジタル印刷やプリプレスワークフローシステム、経営情報システム、加工機器、Web to Printなどの最新のデバイス、ソフトウェアが出展されるほか、特設ゾーンとして「クリエイティブゾーン」、「パッケージ・ラベルゾーン」、「マーケティングソリューションゾーン」が設けられる。また、見どころツアーを実施するほか、全国各地のフリーペーパーの展示も予定されている。

入場料1,000円（税込）、Webによる事前登録で無料。