両毛システムズ スマホからも簡単に見積り可能
PrintTact 見積クラウドサービス
印刷業のためのWeb版MIS『PrinTact』を提供する株式会社両毛システムズは、このほどクラウドサービスにより場所を選ばず、スマートフォンからも簡単に見積書を作成することができる『PrintTact 見積クラウドサービス』の販売を開始した。
印刷業の営業担当者は出向いた客先で要望を聞き、帰社後に見積書を作成してメールや郵送などでクライアントに送付するのが一般的。発注の連絡を受けた上で、受注書や作業指示書も起票する。また、見積書の作成には複雑な印刷積算を把握する必要がある。入社まもない社員が見積書を作成できるまでに時間がかかる。さらには同じ仕様の商品でも、勘と経験にたよる積算となり、営業担当者により売価にばらつきが生じることがある。
近年ではテレワークの普及により、対面型営業時に見積りを依頼される機会が減少。そもそも顧客がテレワークで出社しないことも増え、受注の発端となる見積りに至りにくくなっている。
新製品はインターネットに接続できる環境にあれば、場所を選ばずにその場で見積りの作成が可能。さらに、注文の受付と生産部門への作業指示(作業指示書の発行)まで行うこともできるため、営業の業務負荷を大幅に軽減するとともに業務のスピードアップを実現する。同社の印刷業総合管理システム『PrinTact』とも連携する。また、注文データはCSVデータで出力することができるため、汎用の販売管理システムに受注データとして連携することができる。
システム操作は種類、サイズ、色数、頁数などの基本仕様を選択するだけ。印刷積算の知識がなくても簡単に見積書を作成することができる。加えて見積りした製品イメージが画面上に表示されるため、見積り仕様のミスを防止する。
見積書は画面上で確認することができるほか、PDFでも出力することが可能で、出先やテレワーク中でもクライアントにメールで提示できる。同様にクラウド上でクライアントに見積作成とその発注機能を提供することが可能なため、簡易版「Web To Print」の機能も備える。
基本料金は1万8,000円/月(5ユーザ分/1年契約)。PrinTactのユーザーでなくても単体で使用するこができる。オプションとして、取引先の一括登録、商材の追加登録、個別料金表の追加設定、基幹システム連携用設定にも対応する。
株式会社両毛システムズ 産業営業課