EFI 印刷企業が目指す納期短縮を最新のEFI Fieryテクノロジーで実現
米国・EFI社から、EFI™ Fiery® Command WorkStation®の最新アップデート(Ver.6.7)がリリースされた。これにより自動化とジョブ管理の機能が向上し、短納期の印刷ジョブをさらに多く処理できるようになる。Fiery Command WorkStationは、統合されたFiery Driven™印刷室を実現。ローカルかリモートかを問わず、すべてのFieryサーバーの管理が可能になるため、業務効率と生産性が向上する。
「速やかにフルプロダクションを再開できます」
ドイツのライプチヒに拠点を置き、EFI™ Fiery®デジタルフロントエンドソリューションを長年使用しているsedruck KG社は、短納期の印刷ジョブが増え続ける中、最新のEFI Fiery Command WorkStation(無料アップグレードとして入手可能)の新機能を利用し、印刷ジョブの管理を強化して、納期を短縮した。
sedruck KG社の購買&テクノロジープロセスマネジメント責任者であるManfred Gebauer氏は、「当社が所持している10台のFieryデジタルフロントエンドを横断してジョブを検索できるようになり、今まで検索にかけていた時間と労働力を最大80%節約できました。ジョブを特定する方法が2種類あるのも非常に便利ですし、インターフェイスも今までどおりにとてもシンプルです」と述べており、「この新機能は、担当上司がジョブの状況について知るのにも役立ちます。キューやサーバーをまたいで複数の検索結果が表示されていたなら、それはプロダクションに何らかの課題があるということです。これは他のやり方では見つけづらい課題です。課題の存在に気づいたら、それが何なのかを調査し、すぐに問題の修復に移ることができるので、その後は速やかにフルプロダクションを再開できます。Fieryチームの皆さんには感謝しています」と語っている。
バージョン6.7で、検索、準備、印刷がもっと簡単に
プロダクションにおいて、同じようなプレッシャーにさらされている印刷企業は数多く存在する。
業界の調査会社、Keypoint Intelligence社のデータによれば、ヨーロッパの印刷サービスプロバイダーの3分の1近くと北米の印刷サービスプロバイダーの55%が、現在のワークフローでの課題として、大量の小規模なジョブを挙げているという。
発注件数の増加により、世界各所の印刷サービスプロバイダーは労働力不足にも直面している。自動化がかつてないほど重要になっているのには、このような要因も背景にある。
新しいFiery Command WorkStationバージョン6.7は、カット紙、ワイド、スーパーワイドのすべてのFieryデジタルフロントエンド(DFE)に付属している管理ソフトウェア。いくつかの強化機能が印刷ジョブの管理とプロダクションを高速化し、印刷サービスプロバイダーが直面するきわめて大量のジョブや労働力のニーズに対応する。印刷プリセットを使用して自動化されたジョブのタグ付け機能は、ジョブの分類、検索、管理の高速化に役立つ。新しい検索ツールは、接続済みのすべてのFiery DFEサーバーを対象としたジョブの検索を実現します。どちらの機能も、変化の激しい印刷会社における大量のジョブの管理に役立ち、大切な時間を節約する。