DNP 兵庫県小野市で新しい社会インフラ実装に向けドローン活用の実証実験、サステナブルな社会インフラづくりを目指す
大日本印刷株式会社(DNP)グループの株式会社DNPグラフィカは、10月11日、同社の印刷工場がある兵庫県小野市の協力のもと、ドローンを利用した新しい社会のインフラづくりにつながる実証実験を実施した。
兵庫県は、2022年10月、県民の誰もがデジタル技術の恩恵を享受でき、自らのニーズに応じたサービスを選択できる「スマート兵庫」を実現するため、「スマート兵庫戦略」を策定した。その一環でDNPグラフィカは、モノづくりで培ったオペレーション力(操作・運営等)と、最先端のAI画像解析技術や、RFID(ICタグ)を活用した非接触読み取り技術などを活用した新規事業の創出に取り組んでいる。
今回の実証実験は、①ドローンによる輸送、②ドローンを利用した工場・倉庫の外壁点検③ドローンを利用し上空から監視するセキュリティ業務、④ドローンとロボットを使用した製品在庫のリアルタイム管理、⑤空に広告や地域情報を表示するなど、ドローンを活用した生活者とのコミュニケーションの5つのテーマで実施された。
今後、DNPグラフィカは、DNPグループ一体となり、ドローンを利用した新しい社会のインフラの実用化を目指していく。また、今回の実証実験の効果測定とともに、ドローンの安全運航リスク対策の検証・分析を行い、運用の改善とさらなる活動を進めるとともに、全国各地で個々の地域が持続可能な産業の活性化に貢献していく。