DNP文化振興財団 現代グラフィックアートセンターの活動がメセナアワード2021優秀賞を受賞

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「食のグラフィックデザイン」展(2020/3/1~6/28)のもよう

大日本印刷(DNP)が1995年に福島県須賀川市に開設し、2008年7月以降、DNP文化振興財団が運営している現代グラフィックアートセンター(CCGA)が、企業メセナ協議会が主宰する「メセナアワード2021」の優秀賞「いつも福島にグラフィックで賞」を受賞した。

CCGAは、緑豊かな宇津峰山麓にあり、グラフィックデザインやグラフィックアートの優れた作品や資料などの貴重な文化遺産を次世代に継承するアーカイブ・センターとして、展覧会などを通じグラフィック文化の普及・振興と地域文化への貢献に努めている。

今回の受賞は、本業と関連した専門性の高い施設を運営し、グラフィック文化の継承に貢献していることと、地元の自治体や市民とネットワークを築きながら、地域文化の振興に寄与している点が評価された。

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版画ワークショップ「シルクスクリーン講座」のようす

CCGAの主なコレクションは、アメリカ現代美術史を彩るアーティストたちが版画工房タイラーグラフィックスとのコラボレーションで制作した版画作品群「タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション」と、国際的に高い評価を得ている日本の現代グラフィックデザインの秀作から成る「DNPグラフィックデザイン・アーカイブ」の2つが知られている。

教育普及活動としては、須賀川市が江戸時代の銅版画家・亜欧堂田善ゆかりの地であることから、2012年に社会・地域との接点として版画工房を開設。小規模ながら本格的な設備を備え、DNPの前身の1社である秀英舎が100年以上前に使用していたアルビオン・プレス型平圧印刷機を修復・再生し、広く市民に向けた版画制作の体験講座や教員向けの実技講座を実施している。

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